2月27日(土)
清水壮一郎展
 2/4-27
 伊藤忠ギャラリー

ニューヨーク在住作家による、塗り重ねた絵具を削り取って断層を浮かび上がらせたきらびやかな絵画(なんか技法名があったような気もするが)。でもどうしても工芸的に見えちゃうんだよね。

清水壮一郎展

 

菅木志雄「スタンス」
 2/6-3/28
 横浜美術館

1展示室1点の割合で計11点の新作インスタレーションの展示、プラス映画作品の上映。この材木やガラスを用いたインスタレーション、会期が終わればどうなっちゃうんだろう。それはともかく、『存在と殺人』と題された映画のほうは、菅自身が脚本・監督・出演(「容疑者1」のチョイ役だが)をこなしたもので、これが密かに笑える。ロケはほとんど横浜美術館周辺だし、主演をはじめ出演者の多くも学芸員や関係者。しかも、セリフに「存在」とか「意識」とか「見えるもの」「見えないもの」とか、菅ワールドが展開されるのだ。タイトルが「横浜美術館殺人事件」か「もの派殺人事件」だったらもっと笑えたのに。

菅木志雄「散境端因」

「散境端因」1998 photo(c) 高梨 豊

菅木志雄『存在と殺人』

 

・映像作品上映会『存在と殺人』
(菅木志雄監督・脚本、1998-99年)

 2/7、2/10、2/17、2/19、2/26
 3/9、3/12、3/17、3/21、3/23、3/28
 各日とも14:30〜15:30、16:00〜17:00