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ダグ・エイケン |
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ダグ・エイケン「Electric Earth」
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「エレクトリック・アース」は、8面くらいのスクリーンを使っていますが、体が音と動きの中で溶けていくような不思議な体験をさそうヴィデオ・インスタレーションです。
「エレクトリック・アース」という名前の通り、私たちの身体の周りには多くの電気製品があり、電磁波や低周波のノイズを出していますが、私たちは普段それを無視しています。でもじつは、私たちの意識に強く働きかけていて、私たちの体はそれを敏感に感じ取って、それをひとつの環境としているということをヴィジュアル化したものです。
作品は、街の中を黒人の青年が歩いていくと、ショウ・ウィンドウや、ヴィデオ・カメラ、ヴェンディング・マシーン、コインランドリーなどに彼の体が反応して一緒に共振していく様子をリズミカルに捉えたものです。[長谷川祐子] |
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