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マリエル・ノイデカー |
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マリエル・ノイデカー
「時にははめをはずすのもよいことだ」2000年
courtesty: Galerie Barbara Thumm
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イギリス出身のマリエル・ノイデカーによるもので、山岳写真に見えますが、じつはジオラマのような模型です。様々な素材を使って、あたかもドイツ・ロマン派が描きそうな山岳の光景をつくりだしていますが、2m×1.8mくらいで箱庭のような大きさです。
ヴィデオの作品は、イギリスとオーストラリアで同じ時間に日没と日の出を捉えたものです。オーストラリア側から見れば日没、イギリスから見れば日の出、それを同時間に両方でヴィデオに撮ってそれを対比的に並べた。自然環境に関わる問題を扱っていますが、ジオラマの箱庭であれ雄大な自然であれ、室内とか都市という規範を離れたスケールの大きな発想で地球環境の問題を作品の問題として捉えていく、そういう姿勢のアーティストです。[建畠晢] |
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