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同ホールが若手アーティスト支援として会場の無料提供等を行なう「集まれヤング at heartアーティスト」事業として実施。
岡山大学1年生ながら積極的にグループ展を行ない、また最近岡山名物(?)となりつつある路上での無料似顔絵描き(夜8時頃からJR岡山駅付近や、土日の表町アーケード街に出没。女子校生などに大人気。描いてもらった人が自発的にチョコや飴、使い差しの商品券などをプレゼントする姿は涙もの。最近は倉敷芸術科学大学の学生なども参入)の口火をきった鷹取。
今回は初の個展ながら、腕ひしぎ逆十字をかけるジャイアント馬場の落書き風大型作品や、シーソの片側だけを撮影した写真を併置した作品、また友人達が鷹取を描いた似顔絵など、コミュニケーション、特に1対1を基本とした交換が、密やかなテーマとなり会場をうめる。さらには会場中央には、自らを素材としたパフォーマンスが展開。自らと来館者とのしみじみとした出会いとコミュニケーションの回路が設定される。
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マンガの時代――手塚治虫からエヴァンゲリオンまで
会場:広島市現代美術館
732-0815広島市南区比治山公園
会期:開催中〜4月11日
問い合わせ先:082-264-1121
開館:10:00-17:00 年中無休(12/29-1/3休)
入場料:一般910円
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「漫画の半分――絵について」
3月22日(月・祝)14:00-16:00
講師 いしかわじゅん(漫画家)
会場 美術館2階講座室 ※事前に応募のうえ
定員40名まで。詳細は同美術館まで
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近代美術の精華 日本美術院創立百周年記念展
会場:岡山県立美術館
700-0814 岡山市天神町8-48
会期:1999年4月23日(金)〜5月23日(日)
問い合わせ先:086-225-4800
開館:9:00−17:00 休館=月曜日
入場料:一般1000円
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広島県美、高松市美と続いた同展が、岡山会場では菱田春草の2点の重要文化財を始め、日本画のみならず洋画で村山槐太なども出品され、岡山会場のみの特別出品を加えた総数140点が展観される。個人的には90歳を超えた、平櫛田中が同じ年に制作(監督)した2体の『五浦釣人』(茨城大学所蔵2m超の巨大像と、当館常設展に並ぶ1mの像)を見比べるのが楽しみ。
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現代の美術・今日の情況展IV
会場:東広島市立美術館
739-0144東広島市八本松南2-1-3
会期:1999年2月20日〜3月14 日
問い合わせ先:0824-28-5713
開館:10:00-17:00 休館=月曜日
入場料:一般600円
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広島、山口、岡山地域で現役活動中の作家を対象に、これまで同館が取り上げてきた21作家による、この5年間の作品40点を展示。
岡山で継続されてきた汎瀬戸内現代美術展(作家と行政の協力体制のもと瀬戸内海に面した県の現代美術作品を展示。前回より島根、鳥取を加え「クロスオーバー10」と発展的解消)と同様、総括的に広く目配りした分だけ、作品の傾向が多様となったり、作品が小型化せざる負えない。また作家の中には大型の屋外作品やインスタレーションによって力を発揮する者もいるので、作家の選択、展示など実に難しい。今後いかなる展開をするのか、岡山の「クロスオーバー10」とともに期待したい。
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日本の印象派――明治末・大正初期の油彩画
出品作家:黒田清輝、青木繁、児島虎次郎、太田喜二郎、斉藤豊作、山脇信徳他
会場:下関市立美術館
752-0986下関市長府黒門東町1-1
会期:1999年2月4日〜3月14日 休館=月曜日
問い合わせ先:0832-45-4131
入場料:一般700円
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明治40年代から大正初期において、油彩画というメディアにおいて「印象派的表現」がいかなる役割をはたしたか。
こうしたコンセプトの展覧会は、これまで黒田清輝周辺の白馬会系統の作家に偏重していたきらいもあるが、今展では近年の全国的な調査研究の成果を踏まえたうえ、新たな焦点として太田喜二郎、児島虎次郎のベルギー・ゲント修業組を取り上げるなど幅広い目配りのもと集められた90点を紹介。
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特別陳列 「竹橋」時代の竹喬
出品作家:小野竹喬
会場:笠岡市立竹喬美術館
714-0087笠岡市六番町1-17
会期:1999年3月5日〜4月25日
問い合わせ先:08656-3-3967
開館:9:30-17:00 休館=月曜日
入場料:一般300円
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同館所蔵の小野竹喬作品のうち、師匠竹内栖鳳から与えられた「竹橋」時代の作品を「栖鳳への入門から西洋近代絵画との出会い(明治36−大正6年)」、「国画創作協会前期と渡欧(大正7−大正13)」のふたつの時期を焦点にして特別陳列する。小野竹喬を基点に国画創作協会関係の作家を取り上げ、綿密な調査研究をもとにした気持ちの行き届いた展覧会を続ける同館。
今回も厳選された作品を通じて、若き竹喬が西洋近代絵画と出会い、さらに現地に赴いての研究のなかで、何を問題とし、どのような解答を与えっていったのかが、じりじりと伝わって来る。
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