ドイツはケルンのギャラリー、ARTicle にて開催された日本人アーティスト5人よるグループショウ、"TOKYO ROOMS"。出品作家は須田真弘、中村ケンゴ、松下誠子、三田村光土里、元田典利。
ケルンのARTicle 主催、東京の Art Work International Tokyo(ノンプロフィットのアートサポートの組織、今回のオーガナイザーは小椋路子)企画によって9月10日から10月2日まで開催されたこのグループショウによってもたらされたそれぞれの作家の"TOKYO ROOMS"のイメージは、ケルンのアートシーンにささやかながらも反響を与えた。この展覧会の成果をもとに、ドイツにおける日本年である来年にも、ケルンのいくつかのギャラリーが共同して行なう日本人アーティストたちによる展覧会が計画されている。
須田真弘 (Masahiro SUDA) ""Yellow Room-Installation for Gallery ARTicle koeln 1998"
アクリル、新聞紙 1998 ARTicleでのインスタレーション
須田の作品は、95年に水戸芸術館のクリテリオムにて発表された "Yellow Room --Installation for Room 9 of Art Tower Mito--"と同じコンセプトもの。ギャラリーの一番奥にある小さな部屋の壁一面を黄色にペイントし、眩暈のするような奇妙な空間をつくりだした。