実験工房 (ジッケンコウボウ/Experimental Workshop) |
1951〜1958年/日本 |
1951年 | バレエ「生きる悦び」 |
1952年 | 東京女子学院にてメシアン、バーンスタインなどの作品を発表するとともに、モビールを用いた会場構成や会場構成や照明によって、音楽と造形の総合をめざした。タケミヤ画廊にて造形部門の第3回発表会を開き山口勝弘の「ヴィトリーヌ」、北代省三のモビールが発表される。第四回公演を「現代作品演奏会」として女子学院で行った。 |
1953年 | 第五回公演、武満徹「遮れない休息-瀧口修造のために」、秋山邦晴「テープ・レコーダーのための詩」、駒井哲郎構成による「レスピューグ」、北代省三、武満徹、鈴木博義、湯浅譲二が構成と音楽を担当した「見知らぬ音楽の話」、福島和夫と福島秀子を構成者として多くのメンバーが参加したオートスライド「水泡は創られる」などを上演した。 |
1954年 | シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」をヤマハホールで公演 |
1955年 | 武満徹、佐藤慶次郎、鈴木博義、湯浅譲二「室内楽作品は発表会」 |
1956年 | 「ミュージック・コンクレート電子音楽オーデション」主催 |
山口勝弘、北代省三、福島秀子、武満徹、秋山邦晴、大辻清司らが、美術、文学、音楽、写真といった分野の新しい世代が集まり、総合芸術の発展をめざして発足させた。実験工房というのは物理的な工房のないいわばグループである。メンバーも非常に流動的であったうえに、グループに限定されない、それぞれの活動も活発であった。 | |
美術手帳1993 1月号、1953年展カタログより転載 |