ボーブール
ポンピドゥー・センターは、1930年以来、パリ中央市場の駐車場があったプラトー・ボーブールの跡地に建設されたため、現在でもポンピドゥー・センターとその周辺地区はボーブールと呼ばれている。77年のポンピドゥー・センター開館と共に、パリでは現代美術を扱う画廊がボーブールから隣接するマレにかけての一帯に次々と移転し、新たな画廊区を形成した。近年、この地区の画廊が一斉にオープニング・パーティーを行ない、夜更けまで営業する「ボーブールの夜」という催しも行なわれ、ポンピドゥー・センターの多元的な像も巻き込みながら、ボーブールという場の活力、あるいは吸引力を生み出そうとしている。







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