パリ市立近代美術館Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris
1937年の万国博覧会における日本館ために建設されたセーヌ川沿岸のパレ・ド・トーキョーの東翼に位置するパリ市近代美術館は、1920年代から現代までのアーティストの作品を集めた美術館です。無料の常設展示では、2階展示室のラウル・デュフィによる巨大な壁画《電気の妖精》やマティスによる《ダンス》の連作などをはじめ、キュビズムからシュールレアリズムを経て現代に至るまでの20世紀美術史の大作を見ることができます。年齢別に多彩なプログラムを用意した子どものワークショップや幼稚園から高校までを対象にしたクラス単位での訪問も積極的に受け付けており、教育プログラムも充実しています。
- アメデオ・モディリアーニ《青い目の女》(1918)
- シャイム・スーティン《青い服の女》(1923-1924)
- ラウル・デュフィ《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》(1939)
- パブロ・ピカソ《鳩と小さなえんどう豆》(1911)
- フェルナン・レジエ《パイプを持つ男》(1918)
- ロベール・ドローネー《生きる喜び》(1930)
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- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- 11 Avenue du Président Wilson 75116 Paris
- Tel
- +33(0)1-5367-4000
- Fax
- +33(0)1-4723-3598
- URL
-
http://mam.paris.fr/
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2018.06.01- 2019.01.06 |
「ツァオ・ウーキー 空間、静寂」展 1948年に故郷中国を発ち、パリに移住した画家ツァオ・ウーキー(1920年-2013年)は、独特の「抽象画」スタイルでフランス絵画界で頭角を現しました。「風景画」と呼ばれるよりは「自然(画)」と呼ばれることを好んだ画家にとって、詩と音楽は大きな力をもち、特に詩人アンリ・ミショーと作曲家エドガー・ヴァレ―ズの影響は計り知れません。本展は、約40点のウーキーの大作にフィーチャーした、フランスでは15年ぶりとなる画家の回顧展です。展示作品には、2006年に描かれた水墨画のシリーズなど、未発表の作品も含まれます。 |
2018.12.20