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日韓文化交流特別展「韓国の名宝」
サッカーのワールドカップが韓日両国で共同開催される本年、日本と韓国では相互理解と友好を深めるさまざまな行事を行います。その一環として、韓国の国立中央博物館と日本の東京国立博物館、大阪歴史博物館、NHKは、日韓文化交流特別展「韓国の名宝」を開催します。1976年に開催され、大きな反響を呼んだ「韓国美術五千年展」以来の大規模で総合的な韓国美術展となります。
展示作品は、紀元前3000年から20世紀初頭にいたる韓国の文化財約270点で、土器、陶磁器、青銅器、金製品、彫刻、絵画、書跡、服飾、家具など、さまざまなジャンルに及びます。このうち、国宝(日本の国宝に相当)が31点、宝物(日本の重要文化財に相当)が39点含まれており、四つに一つは国宝・重要文化財クラスとなる計算です。これほどの質と量の文化財が韓国国外で展示されるのは、きわめて異例のことです。
展覧会では「先史・三国」「仏教美術」「高麗青磁」「朝鮮陶磁」「絵画・書跡」「宮廷・両班」の六つのテーマに分けて作品を展示します。「先史・三国」では、新石器時代から三国時代までの土器、青銅器、鉄器、金製品などを展示します。慶州市金冠塚出土の金冠をはじめ三国時代の金製品13点が並ぶさまは、さぞ壮観となるでしょう。二番目は「仏教美術」高さ1m80cmの金銅薬師如来立像(統一新羅時代)、高さ2.5m、幅1.5mの仏画(朝鮮時代)など、大型で迫力ある作品が含まれます。「高麗青磁」「朝鮮陶磁」の二つのコーナーでは、世界的に有名な陶磁器が勢ぞろいします。このほかにも絵では風景画、肖像画、風俗画などさまざまな分野の名品が揃い、書では朝鮮時代の著名な書家である金正喜の作品を展示します。「宮廷・両班」では、衣服、装身具、家具、文房具などによって、朝鮮時代の宮廷と支配階層であった両班の生活文化を紹介します。
会期 |
2002年6月11日(火)〜7月28日(日) |
会場 |
東京国立博物館 |
休館日 |
毎週月曜日
※ただし7月22日は開館 |
開館時間 |
午前9時30分〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
ただし、6月28日は午後5時まで。翌29日(土)は午後8時まで。 |
入館料 |
一般1,300円(1,200円/950円)、大・高生900円(850円/500円)、中・小生400円(350円/200円)
※( )内は割引料金/20名以上の団体料金
※心身障害者とその介護者1名は無料です。入館の際に、療育手帳または身体障害者手帳をご提示ください。 |
主催 |
東京国立博物館、韓国国立中央博物館、NHK、NHKプロモーション |
後援 |
外務省、文化庁、駐日韓国大使館 |
特別協力 |
2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会(JAWOC) |
協力 |
全日空、日本貨物航空、日本通運 |
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