1930年、ニューヨークに開館した、19世紀以降のアメリカ美術を対象とする美術館。14年、彫刻家G・V・ホイットニーが自らのコレクションをもとに開いたホイットニー・ステュディオを母体とする。54年、A・L・ノエル設計の新館が西54丁目に開館し、63年に現在地(マディソン街945番地)に移転。66年にはM・ブロイヤーの設計になる新館が開館し、現在に至る。代表的な展覧会には、アメリカにおけるニュー・ペインティングの大規模な展覧会「ミニマリズムから新表現主義へ」展(83)がある。73年、マンハッタンのオルド・スリップに新人作家の展示を主とする分館、81年にはコネティカット州スタンフォードに分館を開館する。また、67年にインディペンデント・スタディ・プログラム(ISP)を創設し、アーティストへの助成などを行なうとともに、美術館スタッフの養成も行なっている。
(鷲田めるろ)
関連URL
●ホイットニー・アメリカ美術館 http://www.whitney.org/
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