「KAVC ARTLINK シリーズ」は、各国の文化センターや教育機関との共同企画など有効なアートネットワークを築いていくための共催プログラムとして実施しています。その第五弾は、昨年も開催した「Nature
Art Camp2002ドキュメント展」です。
「Nature Art Camp」は、六甲/摩耶山上の「自然の家」を舞台に様々な発見をしながら、子供達が芸術家と共に考え、話し合いながら作品制作を行うことで“自主性”や“創造力”を引き出していこうという実験的な試みです。
2002年秋の子供達を創造の旅へと誘うアーティストは、美術と建築を融合させた新たなアートを提案するPHスタジオと親しみやすいアートプロジェクトの仕掛け人の藤浩志です。
PHスタジオ組は、「自然の家」の使われなくなった温室を架空のレストラン「ファーブル」として再生するプログラムを展開しました。レストランを構成するあらゆるモノを子供達が工房に分かれて作り、構成物の大きさや種類に応じて、家具は「工房おおくわがた」、食器類は「工房てんとう虫」と名付けて森の中に点在させました。こうして創り上げた森のレストランの完成パーティーが開かれました。