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2016年10月15日号のバックナンバー

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フォーカス

芸術作品における「魅惑の形式」のための試論

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[2016年10月15日号(上妻世海)]

 インターネットが偏在化した同時代の多様な表現を示した「世界制作のプロトタイプ」展(東京・HIGURE 17 -15cas、2015)の企画者である作家・キュレーターの上妻世海氏が、現在開催中の「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」(2016年9月17日〜11月20日)のプレスツアーに参加した。
 「魅惑」から始まる自律しながら併存する異なる物語へのトランスポーテーション──人類学からオブジェクト指向存在論まで、思想史を縦横無尽に編成しながら、「芸術祭」というシステムと「芸術作品」の時間をめぐって思索する。

キュレーターズノート

「表現の森 協働としてのアート」/「丸尾三兄弟 〇O(マルオ)の食卓」

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[2016年10月15日号(坂本顕子)]

 最近、地方都市に行く機会があると、その土地の美術館を皮切りに、人口や繁華街の賑わい、そして首長の文化に関する姿勢に至るまで、くまなくチェックしてしまうことが、もはや“趣味”と化している。そんななか、今回訪れたのは、群馬県前橋市。群馬県の県庁所在地の、人口約34万人の中核市、2013年にはアーツ前橋が開館した。

古都祝奈良 川俣正「足場の塔」と宮永愛子「雫─story of the droplets」

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[2016年10月15日号(中井康之)]

 近年、国内に於けるアートプロジェクトの開催数は確実に増えているようだ。客観的な統計等に基づいて述べている訳ではないので感覚的な物言いになるが、現在近畿圏で実施中のアートプロジェクトを取り上げてみても、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」(9/14〜11/23)、「国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2016〜見果てぬ夢〜」(9/17〜11/6)、「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2016」(10/1〜10/31メイン会場)と三つ巴であり、隣接地域に目を向ければ、「岡山芸術交流 OKAYAMA ART SUMMIT 2016」(10/9〜11/27)や「瀬戸内国際芸術祭 2016」の秋会期(10/8〜11/6)等、国際展級のアートプロジェクトも実施されている。

アート・アーカイブ探求

瑛九《田園B》──発光する反近代「石川千佳子」

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[2016年10月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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