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2017年03月01日号のバックナンバー

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フォーカス

セレンディピティが解く地域社会の課題
──ソーシャルアートの人材育成

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[2017年03月01日号(石川琢也)]

 九州大学ソーシャルアートラボ(以下、SAL)が2016年度に実施している、福岡市と八女市をつなぐアートプロジェクト「FUKUOKA × YAME REMIX」。本プログラムは、「地域づくりとアート実践プログラム」という人材育成の枠組みで八女市をリサーチし、プロジェクト設計を経て行なわれているものである。ここではソーシャルアートの方法論で学んだ人たちが、これからの社会で活躍する可能性について、ほかの事例も踏まえながら考察したい。

キュレーターズノート

クロニクル、クロニクル! CCO クリエイティブセンター大阪

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[2017年03月01日号(能勢陽子)]

 「クロニクル、クロニクル!」は、2016年と2017年の1月から2月にかけての1カ月ほどの間、ほぼ1年を置いて同じ展覧会を繰り返すという形式を取っている。1回目の開催時にもここでレビューを掲載したのだが、同じ展覧会が二度繰り返されるという以上、2回目も観なければその全体像はわからないかもしれないし、見誤ったり、見逃したりしていることもあるかもしれない。実際、出品作家のほぼ半数にあたる現存作家全員が展示を変えており、2回の会期のなかに重なりとずれが生じて、展覧会全体に揺らぎが与えられているようであった。

東根市 まなびあテラス

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[2017年03月01日号(伊藤匡)]

 昨年11月、山形県に新しい文化施設、東根市公益文化施設まなびあテラスがオープンした。東根市は、県庁所在地である山形市から北へ約20キロの位置にある。人口は48,000人で、山形県内では隣の天童市とともに人口が増加している自治体である。特産は全国一の収穫量を誇るサクランボで、山形新幹線の駅名にも「さくらんぼ東根」の名前が冠せられる。立地は駅から約1キロ、市役所と高校が隣接し、向側には大型ショッピングセンターがある。アクセスも良く、人が集まりやすい好立地である。

artscapeレビュー

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