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2017年07月01日号のバックナンバー

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フォーカス

【北京】変化と規制のなかでの模索

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[2017年07月01日号(多田麻美)]

 北京の都心はここ数カ月、いわば「静かに大騒ぎ」している。近年の北京で積み重ねられた違法な増改築の「復原」が一斉に行なわれた結果、多くの住民や店舗が引っ越しや廃業を余儀なくされているのだ。その徹底ぶりはほとんど一夜にして街の風景をがらりと変えてしまうほどで、次々と出現するシュールな風景を前に、「都市の環境」をめぐる思考や試みが、美術や建築の分野でも、これまでになく切実さを帯びている。

キュレーターズノート

月光ノ絵師 月岡芳年

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[2017年07月01日号(岩﨑直人)]

 札幌芸術の森美術館では、7月23日まで「月光ノ絵師 月岡芳年」展を開催している。この美術館において浮世絵師を取り上げる展覧会は、歌川国芳以来2年ぶり2度目だ。

トピックス

【パリ】ピースクラフツSAGA×REVELATIONS 2017──ファインクラフト運動最前線──後編

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[2017年07月01日号(オード・タオン/アンリ・ジョッベ・デュバル/下川一哉)]

 2017年5月4日から8日まで、仏パリの国立ギャラリー「グラン・パレ」で開かれた国際工芸フェア「REVELATIONS(レベラション)」には、約380組の出展者が16カ国から参加した。いま、工芸の最前線で何が起きようとしているのか、レベラションの主催者に聞いた。(聞き手:下川一哉)
(前編はこちら

多様な「日本写真」の水脈を一望する
──ヨーロッパ写真館「記憶と光 日本の写真1950-2000 大日本印刷寄贈コレクションより」

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[2017年07月01日号(飯沢耕太郎)]

 大日本印刷は、1992年の「パリ写真月間」で開催された「両大戦間の日本写真」、「日本の広告写真」という2つの展覧会を支援したのをきっかけとして、当時開設のための準備を進めていたヨーロッパ写真館(Maison Européennne de la Photographie=MEP)に、日本の写真家たちの作品のコレクションを寄贈するというプロジェクトを開始した。寄贈は写真コーディネーターの倉持悟郎・和江夫妻の協力を得て、1994年から2006年にかけて進められ、21人の写真家たちの約540点の作品という大コレクションに発展する。今回の展覧会は、そのなかから代表作約330点を選んで展示し、「日本写真」の輪郭を浮かび上がらせようとする企画である。コレクションが生んだ、意欲的な展覧会だ。

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