見えてきた家のカタチ

6月中旬に着工した家もだいぶカタチが見えてきました。今日は宮崎に移住を決めてからここに至るまでの経緯を書こうと思います。

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真剣に宮崎への移住を考え始めたのはちょうど3年ぐらい前になります。建売住宅は嫌だったのでどこかの施工会社さんに頼もうとネットで検索したところ、偶然見つけた施工会社さんの作例を見て一発で気に入ってしまいました。

デザイナーという肩書から、ものすごくモダンで先鋭的な住宅を想起されがちですが、私が家に求めるものは「普通」です。自分の仕事のスタイルにも直結しますが、「派手」「インパクト」「話題性」といったものはすぐに飽きてしまいますし、やりすぎれば時に不快感を与えることもあります。短期的にはいいかもしれませんが、長期的に本当に必要なものは「中身」。コンセプト=本質が大事だと思っています。

施工例の写真を見て「これだ!」と思いました。見た目はごくごく「普通」なんだけど、しっかりと筋が通っている。時代に流されない強いポリシーがありました。サイトをよく見るとタイミングよく完成見学会があるとのこと。早速見に行って実際に会うと思った通り!社長さんに会って話をすると私の家に対する想いと同じ。世相感まで似通っていたのには驚きました。作品だけでも「伝わる人には伝わっている」とよく言われますが、本当にその通りだと思います。

すっかり気に入ってしまったのでその場で相談をもちかけると、懇意にしている不動産屋さんがいるので土地まで探してくれるとのこと。
いくら気に入った施工会社さんだからといっても、一生住むかもしれない土地は妥協できません。かなり時間がかかると覚悟していましたが、半月後に希望通り…いや希望以上の土地を見つけてくれます。義理の母、叔母が住む団地の中にあって、遠すぎず近すぎない距離。分譲地で交通の便もよく、その割に緑に囲まれた角の土地です。すぐに契約したのは言うまでもありません。

家の設計は遠隔操作で設計図を横浜に送ってもらい、お盆などで帰省した際に打ち合わせるという形でゆっくりゆっくり進めてきました。ちょうどほぼ希望通りのものになったかなと思ったころが今年3月。本来なら10月ごろ着工する予定を、震災が起きたことで予定変更していただき、6月に地鎮祭、7月下旬に棟上式を行い今に至ります。

このまま順調に進めば11月下旬に完成の予定です。今は家族バラバラに住んでいますが、家族4人がここで暮らせることを夢見ながら毎日のように子供たちと覗きに行っています。

ブロガー:加藤潤一
2011年9月20日 / 10:45

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