すごい偉そうに21世紀の公民館(Social & Culture Center)を作るねん!と宣言していますが、どういう場所が公民館なのか、まだまだ悩んでます。どういう場所が公民館だと思いますか?「公民館とはこういう場所である、公民館にはこういう機能があってしかるべき」という理想や意見がある人は、コメントをお願いします。もしくは、info(at)hanareproject.netまで直接メールをください。日々「こういう定義じゃない?」「こういうことが起こっているのがいいな」「経済活動が入ったら、それはどうなん?」という議論を繰り返しています。「喫茶はなれ」という、週一回だけオープンする喫茶を4年間続けながら、少しずつ広げて来たhanareの活動を考えると、「公民館」アイデアも同じように、「目標は誰よりも高く、実践は地道に悩みながら」になると思います。そもそも「公民館」という名前は使用可能なんでしょうか?
ちなみに以下、ウィキベディアの「公民館」という項目からの抜粋してみました。
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概要
公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術および文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする(社会教育法第20条)。
公民館の事業
公民館は、目的達成のために、おおむね、次に掲げる事業を行う(社会教育法第22条本文)。
1. 定期講座を開設すること。
2. 討論会、講習会、講演会、実習会、展示会等を開催すること。
3. 図書、記録、模型、資料等を備え、その利用を図ること。
4. 体育、レクリエーション等に関する集会を開催すること。
5. 各種の団体、機関等の連絡を図ること。
6. その施設を住民の集会その他の公共的利用に供すること。
公民館の運営方針
公民館は、公共の施設であることから、次の行為を行ってはならない(社会教育法第23条第1項参照)。
1. もっぱら営利を目的として事業を行い、特定の営利事業に公民館の名称を利用させその他営利事業を援助すること。
2. 特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し、特定の候補者を支持すること。
また、市町村の設置する公民館は、特定の宗教を支持し、または特定の教派、宗派若しくは教団を支援してはならない(社会教育法第23条第2項)。
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なるほど。公民館の概要と事業ということでは、hanareで考えている部分とほぼ一緒。楽しそう。要はなんでもありな雑多性が公民館という場所の良さですね。「討論会」というのは、何をイメージして書かれているんかな?政治討論?レクチャーじゃなくって、「討論会」、響きがいい。
公民館の運営方針で言えば、ここは大幅に異なってきます。まず、そこには喫茶機能がつくし、スペースもレンタルします。この場所を運営することで、自分たちが最低限生きていける小さな経済の基盤を作りたいと思ってます。その上でワーカーズコレクティブという働き方も試してみたいし、先人達が考え、実験し、失敗してきたいろんな方法を、私たちも京都で実験できたら最高です。でも、こればかりは実際に運営しながら試行錯誤をするしかない。それから、2つめの項目は保留。政治的、社会的なトピックや活動を除外しない場所でありたいと思うので、それが結果的に特定の候補者を支持することに繋がるかもしれません。ここで想定されている政党政治を排除しようとするあまり、大きな枠組みと小さな枠組み両方の「政治性」が日本に住む私たちの身体からはぎ取られてきた気がするので、政党政治に関連していくかどうかは別にして、「政治」を再発見し、格闘していきたいです。
光岡さんがこのブログでテーマにされている「公共性」についての議論が、私たちが格闘している課題と密接に関わっているので、とても参考になります。またご意見をください!