こんにちは。かじこの管理人です。

まずは挨拶から。志岐さん、伊藤さん、はじめまして。この度はどうぞよろしくお願いします。かじこはまだ、お二人のことをよく知りませんが、タームのなかでお互いに理解し合いながら、次第にかじこに影響を与えてくださると期待したりしています。

編集部の齊藤さん、一風変わった企画にお呼びいただきありがとうございます。コミュニケーションのフォーマットを意識してスペースを開いているかじことしても、連詩のようにブログを綴っていくのは興味深い実験となると考えています。

今回は初回ですし、簡単にスペースの紹介をしておきたいと思います。かじこは、岡山市街地の旧街道沿いで古民家を利用したゲストハウスです。また同 時に、展示や滞在者によるイベントが企画されるアートスペースでもあります。10月までの期間限定で行うプロジェクトになっています（これは物件の関係で やむなくという事情で残念なのですが）。７月半ばの開館からの状況を見ていると、オープンスペースである日中には人の出入りがあったり、イベント参加者の 多くは必然的に滞在者になったりするので、ゲストハウスという面でもアートスペースという面でも、面白い人の出会いが生まれているように思います。

さて、ここまでかじこの紹介をさせていただいておりますが、失礼ながら一人称を「かじこ」としか申し上げていないことを断っておきます。タームの 間、私たちは単なる「かじこの管理人」として観察日誌をつけていくつもりです。個人的な署名入りの日記にするつもりはなくて、かじこというこの場所にはい る、だけど不特定多数の管理人がここで起こった日常の記録をつけていくつもりです。

そのため、ブロガーのお二方との対話もしていくことになるでしょうが、特定の個人としての付き合いとはならないかもしれません。匿名的で不特定多数 ではあるが、かじこという場所に特定されただけの主体が、コミュニケーションの主体として振舞ったとき何が起こるか。それを実験してみたいと思っていま す。いわゆる会社組織での仕事上の関係のように、単なる「肩書き」でコミュニケーションをとるだけに終わるのでしょうか。

少しブログ行為の意図を話しすぎたかもしれませんね。また別の“かじこ管理人”は異なる意図を持っているかもしれませんし、違和感を覚えるかもしれません。しかし、あくまで「かじこの管理人」として綴っていきたいと思います。

「自己」紹介に代えて

８月６日金曜日、晴れ。

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