2021年01月15日号
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アートフラッシュニュース

KYOTOGRAPHIE 2020 Extended Exhibitions:マリアン・ティーウェン展/福島あつし展

最終更新日:2020年11月24日

KYOTOGRAPHIE 2020のメインプログラムの一部の展覧会が、期間限定で再オープンすることが決定いたしました。

ウェブサイトより)

①マリアン・ティーウェン「Destroyed House(破壊された家)」展

1:Photo Exhibition: Destroyed House
2:Architectural Installation:Destroyed House Kyoto

「Destroyed House(破壊された家)」というタイトルにまさにふさわしく、オランダ人アーティストのティーウェンは、世界中のさまざまな都市で廃墟と化した建物の破片を収集し、それらを再利用したインスタレーションを発表している。KYOTOGRAPHIEの招聘のもと本年1月から4月まで京都に滞在し、近年取り壊しが進められている伝統的木造家屋「京町家」の2軒分の内部を解体し、制作を行う。京町家の外郭はそのままに内部を破壊し、かつて梁や柱として使用されていた構造物や破片などを綿密に積み重ね、もともと京町家にあった素材と空間を再構築した、壮大なインスタレーションを発表する。同じ空間ながら在り方が大きく様変わりしたティーウェンの作品は、秩序や機能が併せ持つ建設性と破壊力との危ういバランスを暗示しているかのようだ。破壊と再構築を経て世界各国で制作された各作品は、最終的に写真作品として収めることで後世に残されることとなる。

写真:Marjan Teeuwen, Destroyed House Kyoto 3, 2020

②福島あつし「弁当 is Ready」展

1981年生まれの福島は、2004年から足掛け10年をかけて、神奈川県川崎市で高齢者向けの弁当配達の仕事に携わりながら出会った人々にシャッターを向けた。「当初は死と向き合っているような感覚があったが、撮影を長年続けるなかで、生と向き合っているのだと感じるようになった」と語る福島の眼差しには、高齢化が進む現代日本社会のひずみだけでなく、人間の生命力への畏敬の念があふれている。また、配達員としてだけではなく、カメラを通して高齢者と触れたからこそ、生にたどり着いた気がするという。世界各国のキュレーターが惜しみなく賛辞を送った2019年KG+Awardグランプリ受賞作品が、満を持して京都中心部の京町家にて展示される。

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展覧会概要

会場
伊藤佑 町家
(京都府京都市下京区船鉾町382)
会期
2021年1月22日(金)〜 1月24日(日)
2021年2月11日(木・祝)〜2月14日(日)
入場料
通常料金① & ②:¥1,200 / 学生:¥1,000(要学生証提示)
特別料金②:¥800(学生:¥600)
*KYOTOGRAPHIE 2020でパスポートをご購入いただいた方のうち、①-2のみご覧いただく場合、特別料金となります。窓口で、パスポート購入時に登録したお名前もしくは連絡先をお申し出ください。
*完全予約制ではありませんが、こちらから事前予約をおすすめします。
開館時間
12:00–18:00(17:30最終入場)
問い合わせ先
KYOTOGRAPHIE 事務局
Tel:075-708-7108/Fax:075-708-7126
E-mail:info@kyotographie.jp
ウェブサイト
https://www.kyotographie.jp/
2020年 /relation/e_00052695.json l 10165751


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