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飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく

最終更新日:2022年07月25日

彫刻の森美術館では、現代の新しい創作表現を紹介するシリーズの第8回として、「飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく」を開催します。本シリーズは、コロナ禍を経て、4年ぶりの開催となります。

兵庫県神戸市出身の飯川は、人の認識の不確かさや、日常のなかで見過ごされてしまう事象に着目し、鑑賞者の気づきや能動的な反応を促すようなインスタレーション作品を発表しています。全国各地の美術館やアートフェスティバルで作品を発表する、近年活躍が目覚ましいアーティストの1人です。

本展では、2007年から飯川が展開している〈デコレータークラブ〉シリーズの新作インスタレーションを中心に展示します。鑑賞者が能動的に関わることで変容していく空間や物質を、身体的・感覚的に捉えさせるインスタレーション作品《デコレータークラブ ─ 0人もしくは1人以上の観客に向けて》、誰かの忘れ物かのような《デコレータークラブ ─ベリーヘビーバッグ》のほか、迫力ある大きさにも関わらず、一目では全貌をとらえることができない彫刻作品《デコレータークラブ ─ピンクの猫の小林さん─》が木々の中に潜みます。また、過去に発表した映像作品も展示し、作品に通底する飯川の着眼点にも迫ります。

ウェブサイトより)

飯川雄大 Iikawa Takehiro

1981年兵庫県⽣まれ。同地を拠点に活動。成安造形⼤学芸術学部情報デザイン学科ビデオクラスを卒業。個展に「デコレータークラブ メイクスペース、ユーズスペース」(兵庫県⽴美術館、2022)、「つくりかけラボ04 飯川雄⼤ デコレータークラブ ─0⼈もしくは1⼈以上の観客に向けて」(千葉市美術館、2021)。主なグループ展に「感覚の領域 今、『経験する』ということ」(国⽴国際美術館、2022)、ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW ─光の破⽚をつかまえる」(PLOT 48、2020)、「六本⽊クロッシング2019 展:つないでみる」(森美術館、2019)など多数。
https://takehiroiikawa.tumblr.com


関連イベント

アーティスト・トーク

日時|7月30日(土)、7月31日(日) 13:00~

ワークショップ

日時|10月8日(土)、10月9日(日)


関連レビュー

注目作家紹介プログラム チャンネル12「飯川雄大 デコレータークラブ メイクスペース、ユーズスペース」|高嶋慈:artscapeレビュー(2022年04月15日号)


展覧会概要

会場
彫刻の森美術館 緑陰広場・アートホール
(神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121)
会期
2022年7月30日(土)~2023年4月2日(日)
入場料
⼤⼈=1,600円
⼤・⾼校⽣=1,200 円
中・⼩学⽣=800円
*毎週土曜日はファミリー優待日。保護者1名につき小・中学生5名まで無料。
休館日
年中無休
開館時間
9:00 〜 17:00(⼊館は閉館の30 分前まで)
問い合わせ先
彫刻の森美術館
TEL:0460-82-1161
主催
彫刻の森美術館(公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団)
協力
エアー遊具カンパニー(株式会社アールイーナンバー) 

株式会社ティーハウス建築設計事務所
ウェブサイト
https://www.hakone-oam.or.jp/exhibitions/article.cgi?id=10922455