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入船 23

最終更新日:2023年02月13日

「入船」は、効果音、ナレーション・民話・インタビューなどの音声ガイドを手がかりに、夜の水路を体験するツアー・パフォーマンスです。観客は船に乗り、さまざまな出来事の断片を追いながら、都市の裏側を巡ります。ツアーと音響を構成するのはアーティストの梅田哲也。客船は ship of fools。4年振り6度目の開催となる今回、楽曲と音声のゲストとして、音楽家で文筆家のイ・ランを迎えます。

[撮影:西光祐輔]


ウェブサイトより)

出演者プロフィール

梅田哲也 / Tetsuya Umeda

建物の構造や周囲の環境から着想を得たインスタレーションを制作し、美術館や博物館、オルタナティブな空間や屋外において、その場でしか成立しえない現象としての時間を演出する。パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点をもたない合唱のプロジェクトなどを国内外で発表。近年の個展・公演は「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府、2020-2021年)、「うたの起源」(福岡市美術館、2019-2020年)、「リバーウォーク」(京都中央信用金庫旧厚生センター、2022年)、「9月0才」(高槻現代劇場、2022年)など。水路や河川のクルージング・パフォーマンス《入船》を2015年より不定期で開催。関連で一級小型船舶操縦免許を取得し、造船所でたまたま居合わせた船の修理工の富永さんからロシア産小型船"YUZU号"を譲りうけた。
https://siranami.com

イ・ラン / 이랑 / Lang Lee

1986年ソウル生まれ。ミュージシャン、エッセイスト、作家、イラストレーター、映像作家。16歳で高校中退、家出、独立後、イラストレーター、漫画家として仕事を始める。その後、韓国芸術総合学校で映画の演出を専攻。日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、歌手デビュー。2ndアルバム『神様ごっこ』(国内盤はスウィート・ドリームス・プレスより)で、2017年韓国大衆音楽賞「最優秀フォーク楽曲賞」を受賞。3rdアルバム『オオカミが現れた』で2022年韓国大衆音楽賞「今年のアルバム賞」を受賞。最新著作はいがらしみきお氏との往復書簡『何卒よろしくお願いいたします』(甘栗舎訳、タバブックス)。そのほかの著作に『話し足りなかった日』(呉永雅訳、リトル・モア)、『アヒル命名会議』(斎藤真理子訳、河出書房新社)、『悲しくてかっこいい人』(呉永雅訳、リトル・モア)、『私が30代になった』(中村友紀/廣川毅訳、タバブックス)。ストリート出身17歳の猫、ジュンイチの保護者でもある。

イベント詳細

日時

2023年3月16日(木) ①18:30~ ②20:30~
2023年3月17日(金) ①18:30~ ②20:30~
2023年3月18日(土) ①18:30~ ②20:30~
2023年3月19日(日) ①18:30~ ②20:30~
2023年3月20日(月) 予備日 *雨天の振替公演日

内容

「夜のクルージング・パフォーマンス」(90min.) 環境や水中からのライブ音、数名のキャストによる音声と共に、大阪の水路を巡るツアー・パフォーマンスです。夜の都市の裏側を眺めながら、日常と非日常が交差します。
*船上でのアーティストによるライブ演奏はありません。

集合・到着場所

中之島公園内ローズポート船着場(大阪府大阪市北区1丁目阪神高速1号環状線下)

料金

3,500円(ドリンク付)

定員

各回25名

申し込み

2月17日(金)正午より発売開始
*詳細はこちらをご覧ください。

問い合わせ

E-mail:7ships2017@gmail.com

主催

7つの船実行委員会

ウェブサイト

https://newfune.com/event/

関連レビュー

入船 19|高嶋慈:artscapeレビュー(2019年04月15日号)