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2023 non-syntax Experimental Image Festival「SISA 視差」 立川清志楼 映像展『生産報告命令』
最終更新日:2023年08月22日
この度、Feb gallery Tokyoは「non-syntax Experimental Image Festival 2023」の会場となり、写真家/映像作家の立川清志楼による映像インスタレーション作品「生産報告命令」を展示いたします。また、会場別室ではnon-syntax Experimental Image Festival公募作品群から選出された映像作品を展示いたします
non-syntax
non-syntaxは2021年の設立以来、東京と台北を拠点に活動しており、「映像を考え、映像の境界を突き破り、新たな視覚体験を提供すること」を目指しています。non-syntax Experimental Image Festival 2023では、イメージの間のペネトレーション(浸透)とオーバーラップに焦点を当て、これまで様々な方法で決められてきた視聴距離が変化・変位しつづけるプロセスの中に位置づけることを試みます。SISA、「視差」(しさ)の短い響きの間は、異なる視点が行き交う作品同士の繋がりを感じながら、視線に射抜かれない隙間を徐々になぞっていくことを目指します。視線の差異は同時に、一種の斜めな姿勢を象徴しています。non-syntaxは引き続き、オルタナティブでトランスグレッシブな手法を追求し続け、現代の複雑なイメージのスペクトルの中でダイナミズムを創造していきます。
立川清志楼
立川清志楼は主に「動物園」を被写体にあらゆる映像的実験を行っています。2020年より開始された、ひと月に5本、つまり年間60本×3=180本 の映像作品を制作するプロジェクト「第一次三カ年計画」が本年6月に終了しました。結果として200本の作品ができあがり、16回に渡る上映会が行われました。立川清志楼にとって、作品の安定的な生産と更なる作品の増産は作家の生命線です。作品の安定的な生産・増産体制を継続的に構築できているか監視し、その報告を受ける主体としての役目を担うギャラリー、という構造のもと、「第一次三カ年計画」全作品の提出と展示を命令しました。
本展覧会では3年間にわたるプロジェクト「第一次三ヵ年計画」の全貌をモニター及びプロジェクターを使った映像インスタレーションとして展示いたします。
公式サイト:tatekawa-kiyoshiro.com
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立川清志楼「第一次三カ年計画(2020-2023)最終上映会」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2023年06月15日号)
展覧会概要
- 会場
- Feb gallery Tokyo
(東京都港区南青山4-8-25) - 会期
- 2023年8月25日(金)~9月3日(日)
- 休館日
- 会期中休業日なし
- 開館時間
- 13:00~20:00 *8月25日(金)のみ19:00まで
- ウェブサイト
- https://febgallerytokyo.com/blogs/exhibition/2023-non-syntax-experimental-image-festival-sisa-立川清志楼-映像展-生産報告命令