アートフラッシュニュース
最新の情報は、各施設の公式ホームページなどでご確認ください。
シェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」
最終更新日:2024年02月29日
山中suplexでは、2024年3月30日(土)〜31日(日)にシェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」を開催します。
近年ではアーティストの「集団」がCollective(コレクティブ)と翻訳されることが増えましたが、共同スタジオとして始まった山中suplexのように、スタジオ、アートスペース、オルタナティブスペース、アートコミュニティーなど多種多様な形態で、文化従事者たちは集まり活動しています。こうした活動のなかには、空間や機材の共有といった合理的なメリット以外にも、共通の問題意識や仲間意識を出発点に、展覧会や自主イベント、アーティスト・イン・レジデンスなど一般社会に向けてプログラムを行う団体が多く存在します。さらにメンバー間の協働・共存の在り方もバリエーション豊かで、安易なカテゴライズは難しくなっています。
本企画では、共同スタジオやオルタナティブスペースといった団体形態で区切りません。
①地理的・経済的に不利な状況を生き抜くために何らかの文化的な策を講じる、もしくは、②健康的に他者と協働するために活動形態を工夫する、ユニークな8団体を招聘し、各団体が蓄積してきたノウハウの共有と交流に基づくネットワーク形成を試みるイベントです。
どのように活動を維持させてきたのか、各団体がこれまでの体験談を中心に、運営面、具体的な自主企画、苦労していること等をシェアします。さらにオブザーバーとして、関西の芸術文化活動の支援を続ける、おおさか創造千島財団を招聘。各団体の発表内容を共有し、関西におけるアーティスト支援向上を目指します。
本イベントは一般にも公開し、若手の文化従事者が多彩な文化実践とエコシステムについて学べる場としても機能します。さらに結成当初から「フレンドシップ」に重きを置く山中suplexの姿勢を引き継ぎ、参加者同士が共に時間を過ごすことに焦点をあてた「宿泊型」で開催します。アカデミックなカンファレンス形式では見落とされがちな有機的なコミュニケーションを促進し、各地で展開されるインディペンデントな実践をつなげることで、新たな連帯に向けて機運醸成を図りたいと思います。
イベントの参加方法
(1)ノウハウ共有も有機的な交流も、参加団体と一緒にフル堪能「一般参加枠」
各団体の発表から交流イベントまで、参加団体と共に1泊2日を楽しむことができます。各地域で展開されるアートの生態系について知りたい方、純粋に本企画に面白さを感じて下さる方、大歓迎です。
対象|どなたでも参加可能
人数|5名
参加費|10,000円(税込)
締切|3月25日(月)23:59
*お申し込み詳細はこちらをご覧ください。
*先着5名に達したため、受付を終了しました。
(2)将来スペース設立に興味がある「若手未来枠」
参加団体の名称の通り、アートスペース、学校(スクール) 、コミュニティー、ギャラリー、美術館、と多種多様なアプローチを紹介予定です。スペース設立に関心のある方、すでに計画はあるが相談に乗ってほしい方など、お気軽にご応募ください。
対象|活動歴10年以内の文化従事者(アーティスト、リサーチャー、アートマネージャー、キュレーターなど)
人数|5名
参加費|5,000円(税込)
締切|3月5日(火)23:59
*お申し込み詳細はこちらをご覧ください。
(3)オンライン視聴参加
各発表をオンラインで視聴できるチケットもご用意しています。
ライブ配信、2週間限定でアーカイブ映像を視聴できます。
参加費:1,300円(税込)
*詳細はこちらをご覧ください。
開催概要
- 会場
- 山中suplex(滋賀県大津市山中町91-4)
- 会期
- 2024年3月30日(土)〜31日(日)
- 問い合わせ先
- 山中suplex
E-mail:yamanaka.suplex@gmail.com - 主催
- 山中suplex
- 参加団体
- art space tetra(福岡県福岡市)、GUDSKUL(インドネシア・ジャカルタ)、国立奥多摩美術館(東京都青梅市)、タネリスタジオ+Art Space&Cafe Barrack(愛知県瀬戸市)、飛生アートコミュニティー(北海道白老郡)、バイソンギャラリー(兵庫県神戸市)、山中suplex(滋賀県大津市)、WALLA(東京都小平市)
- ウェブサイト
- https://www.yamanakasuplex.com/news/share-meeting-go-alone-arrive-faster-aim-further-die-together
- 関連記事
- 作品をつくる場所を集まってつくる──京都・アーティストスタジオ特集:フォーカス(2019年12月15日号)