ボストン美術館Museum of Fine Arts, Boston
1876年に開館したボストン美術館は、エジプト美術から現代美術まで45万点以上の収蔵作品を誇ります。特に浮世絵をはじめとする日本美術、中国美術は、西洋でも屈指のコレクションです。1999年に姉妹館として名古屋ボストン美術館が開館。第1回目の「モネ、ルノワールと印象派の風景」展ではバルビゾン派からシニャックまで風景画の名作を披露。その後もヨーロッパ装飾美術、仏教美術、ミレーなどボストン美術館の目玉ともいえる所蔵作品を展示しています。2011年にはアメリカン・ウィングが開設。2011年には大規模な現代美術館が開館し、2013年にはアジア、アフリカ、ヨーロッパ美術館もリニューアルされ拡張を続けています。
(cc) Alexf
- 葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》(1830–1831)
- クロード・モネ《積みわら(日没)》(1891)
- ピエール=オーギュスト・ルノワール《陶製の花瓶に活けられた花制作年》(1965)
- フィンセント・ファン・ゴッホ《子守唄(オーギュスティーヌ・ルーランの肖像)》(1889)
- 村上隆《もし二重螺旋が覚醒したら》(2002)
- ニコラス・ニクソン《ロイヤルオーク、ミシガン州(母子看護の手)》(1984)
- ウィンスロー・ホーマー《濃霧注意報》(1885)
- メアリー・カサット《小室にて》(1878)
- エドワード・ホッパー《ブルックリンの部屋》(1932)
梁瀬薫。ニューヨーク在住美術ジャーナリスト/評論家、国際美術評論家連盟評議員/中村キース・ヘリング美術館顧問。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.05.29- 2022.05.29 |
「バナー・プロジェクト:ローレン・ホールジー」展 ローレン・ホールジーの「バナー・プロジェクト」は、ポスター、広告、タグなど、近所の視覚的な言葉に触発された看板、シンボル、アフロフューチャリストのビジョンをリミックスするため、時間と文化を横断しますが、家族が100年以上住んでいるロサンゼルス中南部の彼女のコミュニティにしっかりと根づいています。これらのバナーは、彼女の言葉を借りれば「幻想的な地図制作」であり、アフリカ大陸からアメリカの現代の黒人、およびアフリカ系アメリカ人のディアスポラまでの遺産をたどる地図です。 |
2022.03.20