大英博物館British Museum
大英博物館は、世界最大の博物館のひとつ。初期の主なコレクションは、骨董、硬貨、メダル、自然標本や図書などでしたが、現在は人類初の石器から20世紀の印刷物まで、800万点以上を収蔵し、世界の文化の歴史を探訪することができます。美術館の起源は医師であり、博物学者、美術愛好家であったハンス・スロアン卿の遺書に始まります。彼が生涯収集した7100点以上の作品は死後、すべてジョージ2世に寄贈されました。作品寄贈は国会で受理され、大英博物館の設立へと至ります。1759年、世界初の公共美術館として開館すると、19世紀には大規模な増築が行なわれ、自然史博物館が大英博物館から独立しました。19世紀にはイギリス中世の素材だけではなく、ヨーロッパ先史時代の民俗学的、考古学的素材、後には東洋美術までも収集するようになります。
- 《ロゼッタ・ストーン》(エジプト、紀元前196)
- 《ルイス島のチェス駒》(スカンジナビア、1150-1200年頃)
- 《砂岩のフリーズ》(スーダン、7世紀初期)
- 《ウルのスタンダード》(イラク、紀元前2600-2400年)
- 《リンドウ・マン》(イギリス、1世紀中頃)
- 《円盤投げの選手》[レプリカ](イタリア、紀元前5世紀)
- 《ラムセス2世像「若きメムノン」》(エジプト、紀元前1250年)
- 地域
- ヨーロッパ、イギリス
- 所在地
- LondonGreat Russell Street
- Tel
- +44 (0)20-7323-8299
- Fax
- URL
-
http://www.britishmuseum.org/
http://www.britishmuseum.org/visiting.aspx?lang=ja(日本語)
メンバーズ・ルーム、スタディ・ルームなど
袴田早矢香。在ロンドン。建築設計事務所勤務。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.10.27- 2022.09.18 |
「カップのある生活:イスラム世界のコーヒー文化」展 飲み物としてのコーヒーのルーツはイエメンにあります。スーフィーの修道会での消費にはじまり、アラビア半島、北アフリカ、レバント全体の貿易と巡礼のルートに沿って広がり、16世紀初頭にオスマン帝国の首都に到達しました。本展では、特にイスラム世界でのコーヒーの物語と伝統を紹介します。 |
2021.05.29- 2022.11.27 |
「大英博物館スポットライト・ローン・クロッシング:コニュニティと避難」展 2013年10月、ソマリアとエリトリアからの移民を乗せたボートが発火し、チュニジアの海岸に近い、ランペドゥーザ島付近で転覆して沈没しました。祖国の迫害から逃れ、ヨーロッパに避難しようとした311人の命が失われました。この出来事に動かされた島の大工、フランチェスコ・トゥッチョは、残骸から十字架を作りました。本展では、この十字架をボートにまつわる作品とともに紹介します。 |
2022.03.20