ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館Victoria and Albert Museum
2千年以上にわたる人類の制作活動による作品をさまざまな表現媒体を世界中から収集する、デザインを主題にした博物館。1851年に開催されたロンドン大博覧会をきっかけに、その翌年労働者階級への教育と国内のデザイナーや製造業者への感化を目標として設立されたました。1857年に現在の敷地に移ってからは、アートとデザインの歴史を包括すべく、さまざまな時代の優れた金属細工、家具、テキスタイルなどの工芸品を収蔵するほか、絵画、彫刻、印刷物など美術作品も多く所蔵しています。1899年にヴィクトリア女王が美術館の正面玄関の建設を開始し、それを機にヴィクトリア・アンド・アルバート博物館と名称を変更。常設展示では、2億点以上の収蔵品のなかから約6万点の展示を観ることができます。
- 作者不明《ティプー・スルタンのトラ:機械式オルガン》(インド、マイソール、1793年頃)
- 作者不明《マンダレー製仏教寺院》(ビルマ、1850-70)
- ラファエロ・サンティ《ラファエロのカルトン》(サイモン・グリベリンによる版画、1720)
- 作者不明《宮中服》(イギリス、1755-1760)
- ルイ=フランソワ・ルービリアック《ジョージ・フレデリック・ヘンデル像》(イギリス、1728/1738、19世紀)
- ドメニコ・ベノッティ《ジョン・イーヴリンの飾り棚》(フィレンツェ、1644-1646)
- 作者不明《デヴォンシャー・ハンティング・タペストリー》(オランダ、1425-1430年後半)
- ニコラス・ヒリアード《ヘニッジの宝石》(イギリス、1595年頃)
- 作者不明《イーデンホールの幸運》(シリア、1350年頃)
- ジャン・ボローニャ《サムソンとペリシテ人》(フィレンツェ、1560-1562)
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- 地域
- ヨーロッパ、イギリス
- 所在地
- South Kensington, Cromwell Road, London
- Tel
- +44(0) 20-7942-2000
- Fax
- URL
-
http://www.vam.ac.uk/
スタディーエリア、レクチャーシアター、スタディールーム、メンバーズルーム、リーディングルーム
袴田早矢香。在ロンドン。建築設計事務所勤務。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.05.22 |
「アリス:いよいよ出でていよいよ奇なり」展 157年以上にわたって世界的に愛されている「不思議の国のアリス」。本展では、原稿からその起源や広まり、再演などを探求しながら、不思議の国のアリスの冒険がどのように進化してきたのかをたどります。 |
2022.03.20