ヴェルサイユ宮殿美術館Château de Versailles
王家の狩猟用城館として建設され、1682年にルイ14世が移り住み、フランス革命勃発まで絶対王政の舞台として使用されたのがヴェルサイユ宮殿です。当代きっての建築家マンサールやル・ブラン、造園家のル・ノートルが手がけた最も豪華で美しい宮殿と庭園は1979年に世界遺産に登録されました。6000点の絵画、1500点の彫刻など、中世から20世紀までフランスの歴史を代表する逸品がコレクションされており、宮殿、庭園、グラントリアノン、マリー・アントワネットの離宮に展示されています。近年ではジェフ・クーンズや村上隆といった現代美術アーティストの作品を宮殿内に展示した企画展も開催されており、賛否両論を巻き起こしています。
©christian Milet/ All photos courtesy of the Château de Versailles
©christian Milet/ All photos courtesy of the Château de Versailles
- ジュール・アルドゥアン=マンサール《鏡の間》(1675-)
- ジャン・アンリ・リーズナー《マリー・アントワネットのシリンダー式机》(1786)
- イアサント・リゴー《ルイ14世の肖像》(1702)
- エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン《マリー・アントワネット》(1783)
- フランソワ=パスカル=シモン・ジェラール《マルメゾン宮殿のソファに座る王妃ジョセフィーヌ》(1802)
- ジャン=バティスト・デュリュー、ジャン・ピジョン《アーミラリー天球儀》(1705)
- ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ《ルイ14世像》(1665)
- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- 85 Rue de la Paroisse 78000 Versailles
- Tel
- +33(0)1-3083-7800
- Fax
- URL
-
http://en.chateauversailles.fr/homepage
http://jp.chateauversailles.fr/homepage(日本語)
庭園トラム
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2020.04.16 |
「フランス王妃マリー・レクザンスカの美的趣味 ポーランド王を父に持つ、ルイ15世の王妃マリー・レクザンスカのヴェルサイユ宮殿における美的趣味と文化的貢献に焦点を当てます。その生涯の42年間という長い時間をヴェルサイユ宮殿で過ごしたマリー・レクザンスカ。宮殿内部の装飾には彼女の芸術的好みあるいは関心が深く浸透し、さらに同時代の画家達から指南を受けるほどに、彼女自身も絵を嗜みました。本展はおよそ50点の絵画を中心に、工芸品なども紹介しながら、これまでほとんど知られることのなかった芸術の分野での彼女の影響力に迫ります。 |
2020.07.09 |
「皇帝の面持ち」展 ナポレオン・ボナパルトの没後200周年を記念し、コレクションから皇帝および皇帝家族の肖像画を展示します。第一次帝政様式を代表する絵画から大理石の彫像を含む20点余りの作品群は、コルシカ島からフランス、そしてヨーロッパの帝王に至るまでのナポレオンの物語とともに、権力の座を分かち合った彼の姉妹や兄弟の「家族の歴史」を語ります。フランソワ・ジェラール、アンヌ=ルイ・ジロデ、エリザベット・ル・ヴィジェ・ル・ブランなど、当時の肖像画家達の作品が並びます。 |
2022.03.20