プティ・パレ美術館Le Petit Palais
隣接するグラン・パレとともに1900年の万国博覧会のために建築家シャルル・ジローによって建設されたプティ・パレは、1902年にパリ市所有の作品を展示する美術館としてオープンしました。コレクションは古代ギリシャの壷に始まり、ルネサンスの絵画・彫刻・陶器、東欧の宗教絵画、18世紀、19世紀の絵画および家具調度品、アール・ヌーヴォーの室内装飾や、写真、デッサンなど多岐に渡ります。2005年のリニューアルで生まれ変わった広大で自然光が差し込む明るい展示スペースや、庭園を見ながら休憩できるカフェが好評です。子どもから大人まで参加できるアトリエや講演会も盛んで、国やパリ市が主催する文化遺産の日や白夜祭などにも積極的に参加しています。
- ピエール・ボナールのパレット
- ウジェーヌ・グラッセ《櫛:ナーイアス》(1900)
- ポール・セザンヌ《水浴する3人の女たち》(1839)
- ジョルジュ・クレラン《サラ・ベルナールの肖像》(1876)
- フェリックス・ジエム《カイロの旧道》(1860)
- ジャン・アントワーヌ・ウードン《ヴォルテール胸像》(1781)
ニュースレター(ここからPDFをダウンロード可能)
- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- Avenue Winston Churchill, 75008 Paris
- Tel
- +33(0)1-5343-4000
- Fax
- URL
-
http://www.petitpalais.paris.fr/en
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2021.05.29- 2021.10.03 |
「オーギュスタン・ルアール:絵画の遺産」展 アカデミー・フランセーズのメンバーであるジャン=マリー・ルアールが、アンリ・ルアール、アンリ・ルロル、モーリス・ドニ、オーギュスタン・ルアールの作品12点をプティ・パレに寄贈したことをきっかけに、芸術家であり重要なコレクターであるルアール一家を再評価する展覧会。会場は二つのパートから構成され、まず寄贈者の曽祖父であるアンリ・ルアールを中心とした作品群を展示します。2つ目の部屋では、作家の父であるオーギュスタン・ルアールの作品が紹介されています。 |
2022.03.20