オランジュリー美術館Musée de l'Orangerie
1853年にチュイルリー庭園のオレンジ温室としてセーヌ川沿岸に建設されたのがオランジュリー美術館の起源です。1920年にモネの《睡蓮》が収められることが決まり、改修工事を経て、1927年オランジュリー美術館としてオープン。144点のヴァルテール=ギヨーム・コレクションをはじめとする、モネ、セザンヌ、ルノワール、マティス、ピカソ、モディリアーニといった印象派、後期印象派の作品を収蔵する美術館として年間70万人が訪れています。2006年にリニューアル・オープンしてからは、《睡蓮》の間は建設当時と同じように自然光が差し込むモネが理想とした展示室となり、さらに展示スペースも大幅に拡張され、より多くの作品鑑賞が可能となりました。
- ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》(1890)
- オーギュスト・ルノワール《ピエロ服のクロード・ルノワール(1909)
- アンリ・ルソー《ジュニエ爺さんの二輪馬車》(1908)
- アメデオ・モディリアーニ《ポール・ギョームの肖像》(1915)
- マリー・ローランサン《マドモワゼル・シャネルの肖像》(1924)
- クロード・モネ《睡蓮 朝》(1914)
- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- Jardin Tuileries 75001 Paris
- Tel
- +33(0)1-4450-4300
- Fax
- URL
-
http://www.musee-orangerie.fr/
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2022.03.02- 2022.07.11 |
「印象派の装飾:睡蓮の源泉」展 印象派の絵画が初期の頃装飾を目的に描かれたことはあまり知られていません。壁に描きたいと公言していたドガはもちろんのこと、公の注文は受けたことのない他の画家達も、そういった種類の作品を数多く描いています。本展は装飾をキーワードに、国内外から集められた、カサット、セザンヌ、ドガ、マネ、モネ、ルノワールなどの絵画、デッサン、扇、陶器に至る80点余りの作品を展示し、これまで知られてこなかった印象主義の別側面を探求します。フランスでは初公開、あるいは非常に稀な展示機会となる数点の作品を含んでいます。 |
2022.03.20