ポンピドゥ・センターLe Centre Pompidou
現代アートの擁護者だったジョルジュ・ポンピドゥ元大統領発案の現代芸術センター。館内には国立近代美術館をはじめ、図書館、音響音楽研究所などが入っており、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計した配管やエスカレーターを外にむき出しにし、原色を多用した斬新な建築が今なお目を惹きます。美術館では芸術家や個人コレクターによる寄贈で約6500のアーティストの1万点におよぶ作品を収蔵しています。1977年の開館以来、現代美術アーティストの個展からテーマ展まで話題の企画展と関連映画や講演会、コンサートやイベントを開催、年間400万人以上の観客が訪れています。2010年にはフランス北東部のメスに坂茂らの設計によるポンピドゥ・センター・メスが開館しました。
- ヨーゼフ・ボイス《グランドピアノのための均質浸透》(1966)
- マルセル・デュシャン《泉》(1917[1964])
- コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》(1910)
- フランシス・ベーコン《部屋の中の3人の人物》(1964)
- フェルナン・レジエ《余暇:ルイ・ダヴィッド讃》(1948)
- ルネ・マグリット《赤いモデル》(1935)
- マルク・シャガール《盃をかかげる二重肖像》(1917-1918)
『シュルレアリストのオブジェ事典』
『彫刻:古代から20世紀まで』
DVD『LANDSCAPE of ARCHITECTURES』シリーズ
メールマガジン
紙媒体
- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- Place Georges-Pompidou 75004 Paris
- Tel
- +33(0)1-4478-1233
- Fax
- URL
-
https://www.centrepompidou.fr/en
映画館、オーディトリウム
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2022.02.16- 2022.06.20 |
「チャールズ・レイ」展 アメリカ、シカゴ生まれの彫刻家チャールズ・レイ。100点余りの展示作品は、彫刻とは何か?と観客に問いかけます。アルカイック時代のギリシャから現代まで、彫刻の歴史にも詳しい作家の用意した答えは多様性に富んでいます。フランスの公的機関におけるレイの初の個展となります。 |
2022.01.29- 2022.05.15 |
「美術館のイヴ・サンローラン」展 メゾン・イヴ・サンローランの誕生(1962年)と、ファースト・コレクションの発表(1962年1月29日)から60周年を記念し、パリ市内の複数の美術館にて、デザイナーが育んだアートと文学との関わりについてスポットを当てます。ポンピドー・センターでは、モンドリアンをはじめとする、20世紀の美術とサンローランとの繋がりを改めて評価します。マティス、ピカソ、ブラック、ボナール、およびポップ・アートといった近代美術がデザイナーに及ぼした影響を探ります。 |
2022.03.02- 2022.06.27 |
「ジョルジオ・グリファ」展 イタリアの画家ジョルジオ・グリファについての回顧展です。弁護士の傍ら絵画制作に従事する異色の画家であるグリファは、1960年代の後半から抽象絵画を描き続けてきました。その作品は、張られていないキャンバスに描かれることが特徴で、完成した画面は釘で壁に打ち付けられます。60年代のアルテ・ポーヴェラやシュポール/シュルファスといった動向も想起させる、同時代イタリアの最も重要な画家の一人です。 |
2022.02.05- 2022.08.29 |
「学ぶ技術:クリエーターの学校」展 本展はアーティスト教育についての思索を深める展覧会です。美術大学での教育課程から、より広範囲の生涯教育に至るまで、様々なアート教育について探ります。1960年代より活発となった教育についての議論や刊行された書籍類およびフルクサスのロバート・フィリオが提唱した「教えることと学ぶことは、その行為自体が既に特別なアート的パフォーマンスである」といった先進的な考えを紹介します。本展では一部展示室内で鑑賞者の参加が促されており、実際にアートを学ぶ、実践するとはどういったことか、理論とともに体験を織り込んだ内容となっています。 |
2022.01.19- 2022.04.18 |
「ガストン・パリス:スペクタクルな写真」展 才能ある勤勉な写真家であり、特に雑誌「VU」に頻繁に掲載された記者でもあるガストン・パリス(1905-1964)。本展覧会は、シュルレアリスムや当時の "社会的幻想 "に影響を受けたこの写真家の重要性を再発見するための試みです。約50点のオリジナル時代プリント、25点のコンタクトプリントのテーマボード、50点あまりの雑誌の複製、1960年代と1970年代に作られた100点以上の後期プリント、100点あまりのデジタルネガの投影により、これまであまり知られることのなかった写真家の仕事の全貌を紹介します。 |
2022.03.20