ギメ東洋美術館Musée des Arts asiatiques-Guimet
リヨン出身のエミール・ギメ氏によって1889年にパリで創設されました。ギリシャ−エジプトの古代文明のコレクションからはじまったギメ美術館は、中央アジア、インド、中国、東南アジア、韓国、日本などのアジア美術・工芸を網羅するフランス最大の美術館です。仏像、絵画、器などのコレクションも秀逸ですが、アジア諸国の貴重なテキスタイルの展示コレクションが充実しています。5千5百平方メートルもの広大なスペースでの常設展示、企画展はもちろんのこと、コンサートや映画上映などのイヴェント、膨大な資料を閲覧できる図書館など、古代から現代に至るまでのアジア諸国の文化をさまざまな角度から体験できるミュージアムです。
- 作者不明《ジャヤーヴァルマン7世の肖像》(カンボジア、12世紀終わりから13世紀初め)
- 作者不明《阿片または石灰の箱》(インド、18世紀)
- 作者不明《満州の12のシンボルの龍が描かれた衣服》(中国、乾隆帝時代[1736-1795])
- 不明《膝を曲げて立つ女性像》(中国、漢時代[紀元前206-紀元220])
- 作者不明《仏陀の生涯:サラスヴァティでの奇跡》(チベット、19世紀)
- 葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》(日本、19世紀)
- 作者不明《伎楽面》(日本、奈良時代[8世紀])
『インドから日本へ』
『タオの教え』
『パキスタン:地球会議』
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- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- 6 place d'Iéna 75116 Paris
- Tel
- +33(0)1-5652-5300
- Fax
- +33(0)1-5652-5354
- URL
-
http://www.guimet.fr/fr/
別館(仏像ギャラリー、日本庭園・茶室)
栗栖智美。在フランス。通訳、コーディネーター。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2020.11.04- 2021.03.01 |
「マルク・リブ いくつもの歴史」展 写真家マルク・リブは、出生地であるリヨンから、ヨーロッパ、そしてやがて東洋へと、激動の時代を辿る人間そのものに関心を抱き、歴史の最も重要でドラマティックな瞬間を捉えました。その大部分の作品はアジアの風景です。本展は、マルク・リブのギメ美術館での初の回顧展となります。 |
2020.12.16- 2020.03.01 |
「日本の簡素さ」展 20世紀の急激な近代化に対抗するアンチテーゼとして生まれた日本の「民藝」。布織物、陶磁器、茶の湯の道具、書道や竹細工など、日常的な道具や装飾品の中に見られる卓越した手作業は、制作者の意識や「芸術作品」といった特権的分類を排除する簡素さ、実直さをもって特徴づけられます。民藝品は日用品が主であり、また作者は匿名です。職人技が織り成す日用品の芸術、分類の困難な日本の「民藝」を展示します。 |
2021.01.20