カタルーニャ美術館Museo Nacional de Arte de Cataluña
カタルーニャ美術館(MNAC)はスペインのバルセロナにある国立美術館です。カタルーニャは11〜13世紀にかけて、イタリアとビザンティンの影響のもとにロマネスク美術が栄えたことで知られています。美術館内部はピレネー山間部の教会や修道院、聖堂から壁画や祭壇装飾が移送され、そのまま再現されており、まるでその場にいるかのような錯覚を与えます。なかでもタウール村のサン・クリメン聖堂やサンタ・マリア聖堂の後陣に描かれていた壁画は圧巻で、訪れる鑑賞者を魅了し続けています。
(cc) Sergi Larripa
- 《キリストと十二使徒の祭壇前飾り》(12世紀初頭)
- 《全能のキリスト》(1123年頃)
- フラ・アンジェリコ《謙虚な聖母マリア》(1433-1435)
- パブロ・ピカソ《帽子と毛皮の襟飾りを纏った女》(1937)
紙媒体は美術館のオンラインブックショップにて購入可能。
- 地域
- ヨーロッパ、スペイン
- 所在地
- Palau Nacional Parc de Montjuïc, Barcelona
- Tel
- +34 93-622-0376
- Fax
- +34 93-622-0383
- URL
-
http://www.museunacional.cat/en
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2022.03.11- 2022.09.11 |
「ベネ・ロッセル寄贈品。執筆と旅」展 スペインの詩人、映像作家、視覚アーティストのベネ・ロッセル(1937-2016)による作品は、20世紀後半のカタロニア芸術の発展を理解するために不可欠です。彼は、実験的な映像作品を制作すると同時に、クレーやスタインバーグなど、前衛的な精神で絵を描いたり、人形を制作し、コンセプチュアル・アートと抒情的で造形的なアートとのあいだの交差点を確立しました。本展では、彼の妻による彼の作品の寄贈品を中心に紹介します。 |
2022.03.20