ベルギー王立美術館Royal Museums of Fine Arts of Belgium
ベルギー王立美術館は、首都ブリュッセルに複数ある美術館の集合体です。2009年にはシューレアリスムの巨匠ルネ・マグリット美術館がオープンし、2013年末にはアールヌーヴォーや象徴派を展示する「世紀末美術館」がオープン予定と、現在も進化発展を続けています。ベルギーは15世紀頃に華開いた北方ルネサンスの舞台であり、美術館の中心となる古典館では、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンなど写実的な描写が特徴の初期フランドル派からはじまり、16世紀の民衆風俗を描いたピーテル・ブリューゲル、またダイナミックな大画面を構成したピーテル・ルーベンスやその弟子ヤーコブ・ヨルダーンスなど17世紀の巨匠の作品を展示しています。
(cc) Michel wal
- ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《アントワンヌ・ドゥ・ブルゴーニュの肖像画》(1463年頃)
- ディルク・ボウツス《皇帝オットーの裁判》(1447-1448)
- ヒエロニムス・ボス《聖アントニウスの誘惑》(1450-1516年頃)
- ピーテル・ブリューゲル(父)《イカロスの墜落》(1525-1530)
- ピーテル・ブリューゲル(父)《ベツレヘムの人口調査》(1566)
- ピーテル・ブリューゲル(父)《堕天使の墜落》(1562)
- ピーテル・パウル・ルーベンス《聖母被昇天》(1615-1620年頃)
- ピーテル・パウル・ルーベンス《東方三博士礼拝》(1619年頃)
- ヤーコブ・ヨルダーンス《王様が飲む》(17世紀[制作年不明])
- ジャック=ルイ・ダヴィッド《マラーの死》(1793)
- 地域
- ヨーロッパ、ベルギー
- 所在地
- Rue de la Régence 3, Bruxelles
- Tel
- +32 (0)2-508-3211
- Fax
- +32 (0)2-508-3232
- URL
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http://www.fine-arts-museum.be/
山本浩幸。在ブリュッセル。出版人/インスピレーション出版。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2022.04.28- 2022.08.07 |
「マラーの死」展 1893年以来、当館はジャック=ルイ・ダヴィッド(1748-1825)による傑作「マラーの死」(1793)を所有しています。本展では、この作品に関する科学的な研究の結果によって明らかになった、基礎となるスケッチを紹介するほか、この絵画にまつわる歴史的な背景とともに、この作品のいくつかのバーションをご覧いただけます。 |
2022.03.20