オーストリア絵画館Museum und Schloss Belvedere Österreich
ベルヴェデーレ宮殿は上宮(オーストリア絵画館)と下宮からなり、オーストリア史上最も著名な軍司令官、オイゲン公(1663-1736)が居城としていた建物です。バロックを代表する建築家、ルーカス・フォン・ヒルデブラント(1668-1745)が設計、18世紀前半に夏の離宮として建設されました。宮殿とヨーロッパ式の左右対称な広い庭園は、世界で最も美しいバロック宮殿とも言われています。上宮には中世から現代にいたるまでのオーストリア美術の作品が展示されています。充実した収蔵品のなかでも、クリムト・コレクションは常設展示とされ、世界一の作品数を誇ります。下宮では、オイゲン公が住居とした豪華な部屋の数々の展示に加え、企画展などが催されています。併設されているオランジェリーでも特別展などが催されています。
- グスタフ・クリムト《接吻》(1907-1908)
- グスタフ・クリムト《ユーディット》(1901)
- グスタフ・クリムト《フリッツァ・リードラー》(1906)
- グスタフ・クリムト《ヒマワリの咲く庭》(1906)
- エゴン・シーレ《ライナー家の少年》(1910)
- フェルディナンド・ゲオルグ・ヴァルトミュラー《聖体拝受日の朝》(1857)
- 地域
- ヨーロッパ、オーストリア
- 所在地
- Prinz-Eugen-Straße 27 1030 Wien
- Tel
- +43 1 795-57-134
- Fax
- +43 1 795-57-136
- URL
-
http://www.belvedere.at/en
21er Haus
http://www.21erhaus.at/en
20世紀から現代にいたるまでのオーストリア美術を主に展示。定期的に企画展やパフォーマンスなどを催しています。ミニシアター、ブックショップ、カフェレストランが併設されています。庭にはいくつかの彫刻作品の展示されています。
野々垣綾。ウィーン応用芸術大学ファッション科を卒業後、自身のブランドをウィーンで設立。ウィーン在住。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2020.12.08- 2021.10.27 |
「マーヤ・ヴコイェ:On The Edge」展 マーヤ・ヴコイェの絵画は、グローバル化した私たちの生活の基本的な条件である、文化的な混交性と超越性を追求しています。ヴコイェは、そのキャリアのさまざまな段階で、異なる文化の要素を視覚的なモチーフとして混合・融合させることに焦点を当てるだけでなく、そのようなハイブリッドな現象を素材や芸術に反映させることで、独自の芸術言語を開発してきました。ヴコイェは、異文化の要素を視覚的なモチーフとして混合・融合させることに焦点を当てるだけでなく、これらのハイブリッドな現象を、使用する素材や芸術的手法に反映させ、絵画というメディアの境界を曖昧にしています。 |
2022.01.28- 2022.05.29 |
「ダリ-フロイト:執着」展(ローワー・ベルヴェデーレ) スペインの画家サルバドール・ダリ(1904-1989)は、オーストリアの心理学者で精神科医のジークムント・フロイト(1856-1939)による理論に魅了されました。ダリはいつかフロイトに会いたいと願い、1938年にロンドンであうことができました。本展では、特にシュールレアリストのダリの作品における心理分析への執着に注目します。 |
2022.03.20