コペンハーゲン国立美術館Statens Museum for Kunst
コペンハーゲン国立美術館はデンマーク王室のコレクションをもとにして1896年に開館しました。赤褐色のレンガを用いた重厚なネオルネッサンス建築の建物は、デンマークの建築家ウィルヘルム・ダーララップの設計によるもの。1998年に大幅な拡張工事を終えてリニューアル・オープンしました。2階のメインフロアにはマンテーニャの《贖い主としてのキリスト》を筆頭に、ティッツィアーノ、リッピ、クラナッハ、ヨルダーンス、ルーベンスなど巨匠たちの作品が並びます。ムンク、マティス、ドラン、モディリアーニなど近代以降の作品も充実しており、なかでもデンマーク分離派のリーダーだったハンマースホイのコレクションは必見です。
Thue
- アンドレア・マンテーニャ《贖い主としてのキリスト》(1495-1500)
- フィリッポ・リッピ《ヨアキムとアンナの黄金門の出会い》(1497)
- ルーカス・クラナッハ(父)《マルティン・ルターの肖像》(1532)
- ヤーコブ・ヨルダーンス《貢の銭を探す聖ペトロ》(1623年頃)
- ピーテル・パウル・ルーベンス《イルセリウス修道院長》(1624年頃)
- カール・ハインリッヒ・ブロッホ《サムソンとペリシテ人》(1863)
- アンリ・マティス《マティス夫人の肖像》(1905)
- ヴィルヘルム・ハンマースホイ《クレスチャンスボー宮殿の眺め》(1907)
- エミール・ノルデ《子供と大きな鳥》(1912)
- アメデオ・モディリアーニ《アリス》(1915)
美術館サイトにて出版物やガイドブックのラインナップを閲覧できます。
紙媒体はオンラインブックショップで注文可能です(デンマーク語)。
美術館サイトにてブログが閲覧可能。
- 地域
- ヨーロッパ、デンマーク
- 所在地
- Sølvgade 48-50, København K
- Tel
- +45-3374-8494
- Fax
- +45-3374-8404
- URL
-
http://www.smk.dk/en/
会期 | 展覧会名・内容 |
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- 2022.12.31 |
「ピラネージ:ビジョンと真実性」展 18世紀イタリアの芸術家ジョヴァンニ・バッティスト・ピラネージ(1720-1778)は、多くの建築家、アーティスト、映画製作者、ゲーム開発者たちにインスピレーションを与え続けています。建築家でもある彼は、版画作品でよく知られています。しかし、それは単に現実を直接描いているのではなく、劇的な要素を追加し、視点を操作することによって、現実と想像のあいだの境界へと見る者を魅了します。 |
2022.03.20