ロシア美術館State Russian Museum
国立ロシア美術館はサンクトペテルブルクにある国立美術館です。1898年、皇帝ニコライ2世の勅令によってロシア美術専門の美術館として開館しました。所蔵品は約40万点にも及び、10世紀から現在までのロシア美術をカバー。また作品の収集だけではなく、ロシア美術の研究や現代絵画の発掘、他国との文化交流などにも積極的です。美術館は本館に使用されているミハイロフスキー宮殿のほか、ストロガノフ宮殿、大理石宮殿、ミハイロフスキー城などを別館としています。これらの建物はすべて「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として世界遺産に登録されています。
(cc) A.Savin
- ノヴゴロド派《聖ゲオルギオス》(15世紀)
- 《オディギトリアの聖母》(16世紀初頭)
- イヴァン・ニキーチン《ピョートル大帝の死顔》(1725)
- オレスト・キプレンスキー《ダヴィードフの肖像》(1809)
- カール・ブルーロフ《ポンペイ最後の日》(1830-1833)
- イワン・アイヴァソフスキー《第九の波》(1850)
- イリヤ・レーピン《ヴォルガの舟曳き》(1870-1873)
- カジミール・マレーヴィチ《黒の正方形》(1915)
美術館サイトにて出版物のラインナップを確認できます。お問い合わせ先はこちらを参照。
- 地域
- ヨーロッパ、ロシア
- 所在地
- 4 Inzhenernaya Str., St. Petersburg(ミハイロフスキー宮殿)
- Tel
- +7 595-42-48
- Fax
- URL
-
http://www.rusmuseum.ru/
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2021.12.09- 2022.05.09 |
「Vyacheslav Pakulin:時代のスタイルを求めて」展(ベノワ館) ロシアの有名な画家でグラフィックアーティストのVyacheslav Pakulin(1900-1951)は、1920年代と1930年代に、革命後の多くのアーティストの共通の願望に敬意を表して、「素晴らしいスタイル」の探求に巻き込まれました。レニングラード包囲戦のもっとも困難な日々のあいだに彼が描いた何十もの風景は、当時の年代記となりました。本展では、彼がさまざまな期間に制作した約200点の作品を紹介します。 |
2022.01.29- 2022.06.06 |
「顔/顔/銃口」展(大理石宮殿) ロシアの有名なアーティスト、アナトリー・ズべレフ(1931-1986)の生誕90周年に合わせて開催される本展は、1960年代のアーティストと現代のアーティストによる作品とともに、アナトリー・ズべレフ美術館でもっとも成功した展示プロジェクトのひとつである「顔/顔/銃口」展を紹介します。 |
2022.01.27- 2022.05.09 |
「7人の美女」展(大理石宮殿) アゼルバイジャンの傑出した詩人で哲学者のニザーミー・ギャンジャヴィーは、その詩によって何世紀にもわたって多くの作品に影響を与えてきました。注目すべき作品のひとつが、アゼルバイジャンの作曲家カラーエフによるバレエ「7人の美女」です。生誕880周年を記念した本展では、視覚と音のイメージの知覚の統一をコンセプトに、映像インスタレーションなどを通してこのバレエの世界や貴重な展示品を紹介します。 |
2021.12.22- 2022.04.11 |
「ロシアの美術館とアーカイブからの歴史とアーカイブ写真の第4回ビエンナーレ」展(ストロガノフ宮殿) 2011年に始まった歴史とアーカイブ写真のビエンナーレは、ロシアの美術館にある一般の人々がアクセスできない写真コレクションを展示するプロジェクトで、その目的はロシアの写真遺産に注目を集めることです。第4回となる今回は、1870年から1930年代のロシアの文化的、日常的、政治的な写真、144点を一貫した物語として構成して紹介します。 |
2022.03.20