ディジョン美術館Musée des Beaux-Arts de Dijon
ブルゴーニュ公国の重要な拠点であったディジョンは、毛織物や金融など経済活動で繁栄していたフランダース地方を14世紀後半から支配し、歴代の大公が芸術を保護したため、豊かな文化が華開きました。特にフランダース地方出身の優れた彫刻家たちの作品は必見です。
芸術のパトロンであったフィリップ豪胆公、ジャン無怖公と公妃マルグリットの棺をハイライトとし、ディジョン美術館には貴重な中世の宗教画作品をはじめ、近代絵画、現代アートにいたるまで幅広い時代と地域のコレクションを味わうことができます。
(cc) Arnaud 25
- クラウス・スリューテル《モーセの井戸》(ca.1340)
- メルキオール・ブルーデルラム《シャンモル修道院祭壇画》(1393-99)
- クラウス・スリューテル他《墓:フィリップ豪胆公》(1410)
- ジャン・デ・ラ・フエルタ他《棺:ジャン無畏王》(1470)
- ロベール・カンパン《羊飼いたちの礼拝》(ca.1420)
- ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(模写)《フィリップ善良公の肖像》(1450年より後)
- コルソン《休憩》(1759)
- フランソワ・ルード《ヘーベー》(1852-57)
- ジェームス・ティソ《日本の女の入浴》(1864)
- マネ《黒い帽子のメリー・ローラン》(1882)
- 地域
- ヨーロッパ、フランス
- 所在地
- Palais des Etats de Bourgogne 21000 Dijon
- Tel
- +33(0)3-8074-5209/5359
- Fax
- +33(0)3-8074-5344
- URL
-
https://beaux-arts.dijon.fr/
山本浩幸。在ブリュッセル。編集者。インスピレーション出版。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.11.20- 2022.03.27 |
「イスラム美術 過去と現在」展 古来より盛んに行われていたヨーロッパと中東との文化的交流を証明するイスラム美術の珠玉の名品を展示します。本展はフランスの18の街で同テーマにて開催される企画展の一部です。ディジョン美術館の所蔵コレクションはもとより、ルーヴル美術館、ドール図書館およびFRACブルゴーニュの協力により実現しました。 |
2022.03.20