ホイットニー美術館Whitney Museum of American Art
ホイットニー美術館は鉄道によって財を成したヴァンダービルト家の令嬢であるガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニーによって、1931年にニューヨークのマンハッタンに設立されました。「ホイットニー・アメリカンアート美術館」という正式名称が物語るように、当時冷遇されていた自国の美術家たちを助成・紹介する目的で設立された当美術館は、今日に至るまでアメリカのモダンアートを牽引する役割を担ってきました。収蔵品もアメリカの近現代美術が中心で、なかでもアレクサンダー・カルダー、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、エドワード・ホッパーなどは世界に誇るコレクションを形成しています。また、2年に一度開催されるホイットニー・ビエンナーレは、現代アメリカのアートシーンの登竜門的存在として知られています。
View from Gansevoort Street. Photographed by Ed Lederman, 2015.
View from Gansevoort Street. Photograph by Karin Jobst, 2014.
- ロバート・ヘンリー《ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー》(1916)
- ジョージ・ベローズ《デンプシーとフィルポ》(1924)
- アレクサンダー・カルダー《サーカス》(1926–31)
- エドワード・ホッパー《日曜日の早朝》(1930)
- ジョージア・オキーフ《夏の日々》(1936)
- アンドリュー・ワイエス《冬の草原》(1942)
- ジャクソン・ポロック《No.27》(1950)
- ジャスパー・ジョーンズ《3つの旗》(1958)
- アンディ・ウォーホル《緑色のコカ・コーラの瓶》(1962)
- ロイ・リキテンスタイン《窓のなかの少女》(1963)
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.10.09- 2022.03.31 |
「形のラビリンス:女性と抽象化、1930-1950」展 1930 年代から1940年代にかけて、アメリカの抽象主義者のかなりの数が女性でした。彼女たちは自由に実験し、当時のアメリカのムードを表現するために幅広いスタイルを使用しました。また、作業空間のネットワークを構築し、印刷媒体における抽象化と高度な制作の方法について執筆したり、講義を行ったりました。本展では、27名のアーティストによる30点以上の作品を紹介しながら、彼女たちの業績と紙の作品が重要な探求と革新の場として機能した方法に焦点を当てます。 |
2022.03.20