バンクーバー美術館Vancouver Art Gallery
バンクーバー美術館は地元の実業家ヘンリー・A・ストーンをはじめとしたパトロンたちによって1931年に開設されました。1983年にはロブソン広場に面した現在の場所に移転。ギリシャ神殿を思わせる石造りの重厚な建物は、もともとは裁判所として使われていたものです。コレクションは地元ブリティッシュ・コロンビア州のアーティストの作品が中心で、なかでもエミリー・カーのコレクションは質量ともに群を抜いており、彼女が交流したグループ・オブ・セブンの作品群とともに美術館の最大の見どころとなっています。また写真のコレクションに力を入れていることでも有名です。なお2013年の4月に、現在の美術館はウェストジョージア通りとキャンビー通りの辻に移転することが正式決定されました。
(cc) Atr1992
- トム・トムソン《猫の尾、カヌー湖》(1913)
- エミリー・カー《大ガラス》(1931)
- アーサー・リズマー《松の木とジョージア湾》(1931)
- フランクリン・カーマイケル《ビセット農場》(1933)
- ローレン・ハリス《抽象 No.7》(1939年頃)
- エミリー・カー《杉材》(1942)
- ロバート・デヴィッドソン《鷲》(1991)
- ロイ・アーデン《ターミナル・シティ》(1999)
- 地域
- 北アメリカ、カナダ
- 所在地
- 750 Hornby Street, Vancouver, British Columbia
- Tel
- +1 604-662-4719
- Fax
- +1 604-682-1086
- URL
-
http://www.vanartgallery.bc.ca
会期 | 展覧会名・内容 |
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2021.10.09- 2022.05.01 |
「ヨーコ・オノ:GROWING FREEDOM」展 ヨーコ・オノ(1933-)は60年以上のキャリアのある先駆的なアーティストです。彼女の作品は、観客や仲間のアーティストと新しい種類の関係を築きながら、創造的なプロセスに積極的に参加するように呼びかけます。本展では、前半に視覚芸術に対する彼女の急進的なアプローチが現れている指示作品に焦点を当て、後半はジョン・レノンとの共同作業を検証します。 |
2021.11.20- 2022.05.23 |
「オフサイト:キース・ランゲルグラバー」展 バンクーバーとケロウナを拠点に活動しているアーティストのキース・ランゲルグラバーは、アーティストの傍ら、エミリーカー芸術大学+デザイン学校で教鞭をとっています。研究に基づく実践は、ユートピアとディストピアの文学、美術史、サブカルチャーから特定の場所に埋め込まれた物語にいたるまで、さまざまな参照を作品に利用しています。本展では、マルチメディアインスタレーションの作品を紹介します。 |
2022.03.20