世紀末美術館Musée Fin-de-Siècle Museum
世紀末美術館は、ベルギー王立美術館の近代美術にジリオン=クロウェ家の寄贈を加えることにより2013年末に誕生しました。ベル・エポックと称され、芸術文化が爛熟した進化を見せたヨーロッパの19世紀末。ベルギーも象徴主義、表現主義、アール・ヌーヴォーと新時代への序章とも言える新しい芸術運動が展開し、ブリュッセルは国際的な才能が行き交う十字路になります。特に1883年に開始された「20人」展が新時代を代表するベルギー人芸術家と、フランス・オランダなど国外の有力作家たちが作品を発表する場として機能します。多様な美意識が入り乱れる世紀末をテーマにまとめた美術館です。
- シャルル・ヘルマン《夜明け》(1875)
- ウジェーヌ・ラールマンス《ストライキの晩》(1894)
- レオン・フレデリック《チョーク売り》(1882-83)
- コンスタンタン・ムーニエール《パドラー》(1884)
- ジェームズ・アンソール《風変わりな仮面たち》(1892)
- フェルナン・クノップフ《愛撫》(1896)
- テオ・ファン・レイセルベルへ《散歩》(1901)
- アンリ・エヴェヌポール《大きな帽子のアンリエット》(1899)
- フェリシアン・ロップス《アントニウスの誘惑》(1878)
- ジャン・デルヴィル《死んだオルフェウス》(1893)
ありません
- 地域
- ヨーロッパ、ベルギー
- 所在地
- Rue de la Régence 3, 1000 Brussels
- Tel
- +32 (0)2-508-3211
- Fax
- URL
-
https://www.fine-arts-museum.be/en/museums/musee-fin-de-siecle-museum
ライブラリーは研究者のみ利用可能
山本浩幸。在ブリュッセル。出版人/インスピレーション出版。
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2021.12.15- 2022.06.12 |
「アンリ・イヴェネプール:アルジェリアへの旅」展 ベルギーのアーティスト、アンリ・イヴェネプール(1872-1899)がアルジェリア時代に制作したドローイング、写真、絵画を紹介する展覧会です。人生については困難な時期でしたが、この時期に描かれたドローイングや絵画は、彼の作品の中でも最高のものとされています。描いた作品の数が少なく、かつ滞在した4ヶ月で400枚以上の写真を撮ったのは、アルジェリア人が描写されることを望まなかったことが関係しています。これらの一部の写真が、元の状態でプリントされたものがご覧いただけます。 |
2022.03.20