聖バーフ大聖堂Saint-Bravo's Cathedral
北方ルネサンスの最高傑作のひとつ、《神秘の仔羊》を収蔵しています。この大きな祭壇画は油絵の技法を発展させたヤン・ファン・エイクとその兄のフーベルトの制作です。神、マリア、洗礼者ヨハネを中心に、仔羊の犠牲、諸聖人、楽園追放、受胎告知などのモチーフが描かれています。2012年から2017年まで修復中ですが、未着手のものは教会内でそのまま公開され、作業中のものはゲント美術館のガラス張りの部屋で見ることができます。教会は10世紀に基礎が築かれ、ロマネスク様式の遺構が地下礼拝堂に残ります。現在は中世以降のゴシックを基調にしたスタイルです。神聖ローマ皇帝カール5世が洗礼を受けたのもこの教会です。
(c) Hiroyuki Yamamoto
- ファン・エイク兄弟《神秘の仔羊》(1432)
- ピーテル・パウル・ルーベンス《ゲント修道院に入る聖バーフ》(1624)
- フランス・プールブス《ヴィグリウス・アイッタの三連画》(1571)
なし
- 地域
- ヨーロッパ、ベルギー
- 所在地
- Sint-Baafsplein 9000 Gent
- Tel
- +32 (0)9-225-1626
- Fax
- URL
-
http://www.sintbaafskathedraal.be/
http://www.sintbaafskathedraal.be/(日本語)
山本浩幸。ブリュッセル在住。編集者。インスピレーション出版。
2022.03.20