ルクセンブルク国立歴史・美術博物館Musée National D'historie et D'art Luxembourg
美術館のオープンは1939年。18世紀末からルクセンブルクに関する歴史考古学の遺産を保存展示する場所を確保することは長年の夢でした。最初は大きな屋敷を改造し使用していましたが、2002年に現代的な中央館が増築され、また隣接するヴィルタイム通りの邸宅も美術館に内包され豊かな表情を持つ構成になりました。所蔵品では、特に1995年にヴィクテンという町で見つかった西暦240年頃のモザイク床(約60平方米)が見事で、ホメロスと9人の女神を完全な状態で見ることができます。美術館は中世から現代までの絵画が集められ、ルクセンブルクに縁のある画家が多いのも特徴です。企画展以外は入場無料。
c) Hiroyuki Yamamoto
c) Hiroyuki Yamamoto
- 作家不明《ヴィクテンのモザイク》(ルクセンブルク、240年頃)
- 作家不明《エランジュ=ベルサッカーの騎士のマスク》(ルクセンブルク、30-40年頃)
- アルブレヒト・ボウツ《茨の冠のキリストと悲しみの聖母》(1495-1500年頃)
- ロッソ・フィオレンティーノ《バッカス、ビーナス、キューピッド》(1535-39年頃)
- ルーカス・クラナハ《慈愛》(1536年以降)
- ヴィクトル・ユーゴ《シェンゲン 9月13日》(1871)
- ウィリアム・ターナー《ルクセンブルクの景色、アイシュ側から見た街》(1871)
- ルネ・マグリット《例外》(1963)
- テオ・ファン・レイセルベルヘ《エミール・マイリッシュの肖像》(1912)
- ジャン・エリオン《青い空間》(1936)
メルマガ登録(http://www.mnha.lu/)はサイトから
無料マガジン(紙は美術館で配布/同じ内容のオンライン版もあり)
- 地域
- ヨーロッパ、ルクセンブルク
- 所在地
- Marché-aux-Poissons, L-2345 Luxembourg
- Tel
- +352-47 93-30-1
- Fax
- URL
-
http://www.mnha.lu/
欧州写真月間2015 記憶ラボ2 - 歴史に挑む写真 - 現在の過去
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2021.11.26- 2022.09.11 |
「時代のあいだのイラン:アルフレッド・セイランドによる写真」展 オーストリアの写真家、アルフレッド・セイランド(1952-)が2017年に開始したイランシリーズから、約60点の写真を紹介します。大判と中判カメラのレンズを通して、イランの豊かで複雑な歴史を語る風景の写真だけではなく、日常のイランのありのままの生活風景が切り取られています。 |
2022.03.20