フラン・ハルス美術館Frans Hals Museum
フランス・ハルスは17世紀オランダの肖像画家。大胆な筆さばきで人物の内面を描き出す作風です。美術館は、このハーレムの町で活躍した画家の名前を冠していますが実際のハルス作品は12ほど。他にはオランダ黄金期17世紀の画家や郷土の美術品を幅広く展示しています。なかでもチューリップ価格の高騰についての展示は興味深いものがあります。建物は17世紀初頭に独身の男性老人たち向けの養老院として建てられ、19世紀に孤児院として使われました。1913年にハーレム市の所蔵する作品を展示する美術館として開館。17世紀オランダの輝かしい歴史に触れることができます。
c) Frans Hals Museum
c) Frans Hals Museum
- ハンス・メムリンク派《キリストの誕生、磔刑、復活》(1515年頃)
- マールテン・ヤコブス・ファン・ヘームスケルク《この人を見よ》(1559-60)
- ピーテル・ピーテルス《燃え盛る火の三人の若者》(1575)
- コルネリス・ファン・ハーレム《ハーレム市警団鉄砲隊の宴会》(1583)
- コルネリス・ファン・ハーレム《ペレウスとテティスの結婚》(1592/93)
- フロリス・ファン・ダイク《果物、ナッツ、チーズのある静物》(1613)
- ヤン・ミーンス・モレナール《画家の家族の自画像》(1635)
- ヨハネス・コルネリス・フェルスプロンク《ウィレミナ・ファン・ブラケルの肖像画》(1637)
- フランス・ハルス《聖エリザベス病院の女性理事たち》(1641)
- フランス・ハルス《養老院の理事たち》(1664)
メルマガ(オランダ語)
http://www.franshalsmuseum.nl/nl/nieuwsbrief/
- 地域
- ヨーロッパ、オランダ
- 所在地
- Groot Heiligland 62, Haarlem
- Tel
- +31-23 511-5775
- Fax
- +31-23 511-5776
- URL
-
http://www.franshalsmuseum.nl/en/
山本浩幸。在ブリュッセル。インスピレーション出版/ベルギー青い鳥・編集長
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2020.09.19- 2022.07.01 |
「フラン・ハルス:すべての市民警備隊作品」展 市民警備隊は、17世紀に都市を攻撃しに来る人々から都市を守るために武装した民間人で組織された会社の集団です。フラン・ハルスは、彼らの肖像画を依頼され、それに応えました。本展では、ハルスによって制作された市民警備隊をモチーフにした作品をすべて紹介します。 |
- 2022.07.01 |
「ハールレム・ヒーローズ:その他の巨匠たち」展 当館は、ハールレムでもっとも有名な芸術家の名前を冠していますが、そのコレクションには、16世紀および17世紀の他の多くの芸術家たちの作品が含まれています。本展では、性別、宗教、背景などのテーマに沿って16世紀、17世紀と現代美術で活躍する他の芸術家の作品を多角的にご紹介します。 |
2022.03.20