Topicsにレヴュー掲載
東京都のハコモノ建築を「粗大ゴミ」と批判していた磯崎新さん設計の巨大なハコモノ(それともハコブネ?)、静岡コンベンションアーツセンター「グランシップ」開館記念事業のひとつ。ウォーホルの銀色の風船から、村上隆のDOB君、スタジオ食堂の中村、藤原、笠原らの新作まで、バルーンを使った作品がかき集められている。企画した南條史生氏によれば、「巨大な空間を埋めるには、重厚長大な彫刻を持ってくるよりずっと楽」だとか。地に足のつかない軽〜い展覧会、なんちゃってね。
中京地区のギャラリーをはじめ、東京のレントゲンやミヅマ、神戸の夢創館、札幌のリーセントなど、24画廊が集まっている。観客は少なく、これはと思う作家・作品も少なく、なんか熱気が感じられにゃーでよ。