Art Information Archive
logo
関東エリア 荒谷智子
exhibitionMorphe'98

アーティスト:
   
青山 | 岡本太郎、祖母井郁、合田誠、O-JUN、キャサリン・ヤス、小沢剛、稲越功一、
   KIN TAII、多田正美、向山喜章、菊池慶矩、
ジュン・グエン-ハツシバ
   宇田見ひとみ、斉藤芳樹 他
     
伊勢志摩 | 岡本太郎、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、中西學、鴻池朋子、長谷川繁、
     丸亀宏也、中村哲也、大塚総、谷山恭子、内藤忠行、パルコ木下、ハンス・ベンダ 他


  会場:東京青山界隈/三重県伊勢志摩(南勢町)
  会期:青山1998年11月14日(土)〜11月28日(土)
     伊勢志摩(南勢町)1998年11月7日(土)〜12月20日(日)
  入場料:無料(パフォーマンスなど一部有料)
  問い合わせ先:モルフェ'98事務局03-5411-0346

モルフェ'98

毎年秋、青山界隈で行なわれるアートイベント。ギャラリーはもとより、家具、ファッションなどの店鋪が展示に協力し、現代美術の作品を展開する。今年は三重県伊勢志摩の南勢町にもモルフェが登場し、参加作家も多数。伊勢会場は関西在住の作家も多く参加しているのが特徴。青山会場は、岡本太郎を中心に作品を点在させ、トークショーも開催するなど賑やかだ。小原流会館、AKI-EX ギャラリーでは、南勢町で発表の作家たちの制作風景も併せて見ることができる。またギャラリーや店鋪の前に設置された赤いオブジェのサインが効果的だった。青山と対象的な環境である南勢町会場も見てみたくなる。
モルフェ'98
予告
モルフェ'98
「モルフェ'98 南勢町バスツアー(12月5・6日)」リポート
1月18日号掲載
exhibitionインド現代美術展――神話を紡ぐ作家たち

アーティスト:ブペン・カーカル、ナリニ・マラニー、シーラ・ゴウダー、
       ヴィヴァン・スンダラム、ラヴィンダル・G・レッディ、他

  会場:国際交流フォーラム
     東京都港区赤坂2-17-22赤坂ツインタワー1F
  会期:1998年10月17日(土)〜11月29日(日)
  開場:11:00〜19:00、休館日=月曜日、11月24日(ただし11月23日開館)
  入場料:一般600円/大・高校生400円/中学生以下無料
  問い合わせ先:国際交流基金アジアセンター03-5562-3892

インド現代美術展 国際交流フォーラム
彫刻、絵画からインスタレーションまで表現方法も様々で且つ世代も違う作家8人の作品が展示されていたが、どれも特有の神秘性が感じられた。ほとんどの作家が欧米に留学経験がありながら、民族的、宗教的アイデンティティを前向きに「大切なもの」として受け入れている印象を持つ。
インド現代美術展
国際交流フォーラム
exhibition湯川雅紀展

アーティスト:湯川雅紀

会場:T&S
   東京都目黒区八雲3-23-20

  会期:1998年11月13日(金)〜12月6日(日)
  開廊:11:00〜19:00(平日)11:00〜20:00(土、日)
  入場料:無料
  問い合わせ先:03-5731-7023

湯川雅紀展 T?

ギャラリー「T & S」は、自由ケ丘から歩いて10分ほどの閑静な住宅街に位置するインテリアショップ「Time & Style」に隣接し、倉庫を利用したスペースは都内では珍しく広さ、天井高といい日本離れした空間である。このギャラリーは、作家、長谷川繁のキュレーティングによる展覧会を年4回のペースで開催。ドイツ、オランダに留学し、自ら意欲的に制作活動をしている長谷川独自の審美眼に基づく平面作品中心の企画は、美術そして絵画の“たのしさ”や必然性を改めて感じさせてくれる。今回は今年VOCA展(大賞受賞)で日本初紹介となったドイツ在住の画家、湯川雅紀の展覧会。彼が近年描き溜めた作品は、心に触れる繊細な緊張感と潔いストロークのスケール感とのバランスが鑑賞者を楽しませる。また、現代美術企画の他「Time & Style」が活躍中の若手家具デザイナーをマネージメントし、彼らの家具の展覧会を企画していることもこのギャラリーの特徴である。ショップ内のカフェで心地よいソファに座りギャラリー内の作品を鑑賞しながら、お茶を飲むのはなんとも贅沢な気分だ。
湯川雅紀展
T&S
exhibitionSushi,tea,or me? I like Beefbowls.

アーティスト:Susyilawati Sulaiman(スシラワティ・スライマン)マレーシア
       Jeannie Carmen Crosby(ジーニ・カルメン・クロスビー)アメリカ
       Katharina Copony(カタリナ・コボニー)オーストリア
       Zhang Wei (ツァン・ウェイ)中国
         Iwai Shigeaki (岩井成昭)日本
         Didier Courbot(ディディエ・クールボ)フランス

  
  会場:command N/□
     東京都台東区上野1-2-3犬塚ビル1F
  会期:1998年11月28日(土)〜12月12日(土)
  入場料:無料
  関連企画:Powwow/10「アーティストインレジデンス――作家の意見」
       11月28日(土) 15:00〜17:00 コマンドN/□地下
       会費=2000円/学生1500円(ドリンク付)定員20人 要予約
       ゲスト=ARCUSアーティスト
  問い合わせ先:03-5812-7506

「Presentations by six artists in ARCUS.」 command N

作家、アート・プロデューサー、アート・フォトグラファーなどアートに関わる5名のメンバーの共同事務所を1年前より開始し、1階のコンパクトなギャラリー・スペースを利用し、インスタレーションを中心に意欲的な展覧会活動を続けているコマンドN。また毎回様々な現場で活躍するアート関係者をゲストを招きレクチャーをしてもらいながら、参加者が自由に語り合うPowwowも好評。今回は、茨城県が主催するアートコミュニケーション・プロジェクトARCUS(アーカス)のアーティストインレジデンスに参加している6人のアーティストによる展覧会。「もりや学びの里」に4カ月間滞在し創作活動をしている世界で活躍する彼らの最初で最後の展覧会。
「Presentations by six artists in ARCUS.」
command N/□
exhibitionマンガの時代――手塚治虫からエヴァンゲリオンまで

会場:東京都現代美術館
   東京都江東区三好4-1-1
会期:1998年10月3日(土)〜12月13日(日)
入場料:一般700円/小・中・高校生350円
  問い合わせ先:03(5245)4111
  ハローダイヤル03-3272-8600


愛読していたマンガがあった人なら必ず幼馴染みに再会したような懐かしい気持ちになる程、膨大な収集によって選択された場面の数々が展示されていたことに先ずは圧倒された。また、読み込んだ人にしかわからないようなマニアックな場面が選択されていたことにも驚く。ビジュアルとして想像力あふれた展開と大胆な構成に基づいた線の美しさは発見だったが……。
exhibition「ザ・セカンド――オランダのメディア・アート」展

アーティスト:ケース・アーフィエス、ピーター・バーン・ミューラー、
       ペーター・ボーガース、ボリス・ヘレッツ、ヤープ・デ・ヨング 他

  会場:NTTインターコミュニケーション・センター[NTT ICC]
     東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F
  会期:1998年11月13日(金)〜12月27日(日)
  会館:10:00-18:00(金曜日のみ21:00) 
     休館日=月曜日、11月24日(火)(ただし11月23日(月)開館)
  入場料:一般800円/大・高校生600円/中・小学生400円
  問い合わせ先:0120-144199
         
E-mail:query@ntticc.or.jp
         
http://www.ntticc.or.jp/

「ザ・セカンド」 NTT ICC
オランダのアムステルダムで活動している「モンテヴィデオ/TBA、オランダ・メディア・アート・インスティテュート」の前ディレクター、レネイ・コエルヨ氏の企画による12人の作家のメディア・アートの国際巡回展。電子テクノロジーの発展によって変容しつつある「時間感覚」をテーマにしている。個人的には、ベルト・シュッターの「浴女たち」が気になった。時間差によって“見たくても見せてくれない”(内容は観てのお楽しみ)心憎い作品だった。その他ペーター・ボーガース、クリスチアーン・ズヴァニッケンなども興味深い。
「ザ・セカンド」
NTT ICC
exhibition中村政人展「QSC+mV」

アーティスト:中村政人

会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:1998年11月27日(金)〜1999年1月16日(土)

  開廊:12:00-19:00 
  休廊:日、月、祝、12/26〜1/11(ただし1/15開廊)
  入場料:無料
  その他企画:公開インタビュー《美術と教育'98》
        12月4日(金)19:00-20:00
        ゲスト/都築響一(編集者)、インタビュアー/中村政人
  問い合わせ先:03(3821)1144

中村政人「QSC+m Value」 SCAI THE BATHHOUSE

世界中で目にするマクドナルドの「M」マークのインスタレーション。展開方法は異なるが、1996年に発表したコンビニエンス・ストアのライトサインの作品を想起させる。都市化する風景に囲まれた生活の中から、作家自身が「気になるもの」を抽出し、前回よりもさらにギャラリー空間をダイナミックに使いながら「美しいもの」に変えていく。完成までのプロセスは社会システムと密接に関わり合いながらも、展覧会場に置かれるその作品は、迫力あるビジュアルとして体感したり、現代社会を考察したり、あるいは作家のコンセプトを探ったりと、鑑賞者が自由に「観て楽しむ」ことができる展覧会だ。
中村政人「QSC+mV」
(Quality Service Clean+Value)
広島市現代美術館でのインスタレーション風景
1998. mixed media
14.8×11.9×3.2m(room size)
Supported by McDonald's Japan
Cooperation with SCAI THE BATHHOUSE
exhibition「ラヴズ・ボディ」ヌード写真の近現代

アーティスト:アルフレッド・スティーグリッツ、ロバート・メイプルソープ、
       ジーン・ダニング、
古屋誠一、大塚勉、神藏美子、岡田裕子 他

  会場:東京都写真美術館
     東京都目黒区三田1-13-3
  会期:1998年11月12日(木)〜1999年1月17日(日)
  開館:10:00〜18:00(木、金曜日は20:00まで)
     休館日=毎週月曜日、11月24日、12月28日〜1月4日(ただし11月23日開館)
  入場料:一般・大学生600円/小・中・高校生300円
  問い合わせ先:NTTハローダイヤル03-3272-8600
         
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp

「ラヴズ・ボディ」 東京都写真美術館
多様な表現様式によってヌードを作品化する1970年代以降の19人のアーティストの展覧会。エロスや性の表象としての見方だけではなく、関係性、新たな身体の表象の可能性や意味を考えることを目的としている。ジーン・ダニングは、不思議な現実感と抽象化された想像力を湧かせる作品だった。
「ラヴズ・ボディ」
東京都写真美術館
exhibitionドミニク・ペロー展:DES NATURES――都市という自然

アーティスト:ドミニク・ペロー

会場:TNプローブ
   東京都港区六本木5-14-35

  会期:1998年11月19日(木)〜1999年2月13日(土)
  開場:11:00〜19:30、休館日=日、祝日、12月23日〜1月5日
  入場料:無料
  問い合わせ先:03-3505-8800

ドミニク・ペロー オリンピック・ヴェロドローム&水泳競技場

「DES NATURES:自然」をキーワードに、独自の哲学を建築に媒介させることで、主体性ある空間を創造し、建築概念の領域を広げたフランス人建築家の展覧会。彼の建築手法、思想をベルリンのオリンピック・ヴェロドローム&水泳競技場、フランス国立図書館など6つの近作のプロジェクトを通して紹介する。初日に開かれた講演会では芸術と建築の領域の違いなど興味深い思想を語った。1999年完成のベルリンの自然と都市との関係を取り上げたプロジェクトでは、建築物を取り囲む緑地帯には450本のりんごの木が植えられる。冬は寒く排他的な寂しさを感じさせるベルリンに対して、ロマンティックで美的な要素と四季の彩りを考えてりんごを選んだそうだ。
ドミニク・ペロー 
オリンピック・ヴェロドローム
&水泳競技場、ベルリン
1999年完成予定 TNプローブ
(c)Philippe Ruault
Topics「秋葉原TV」の前情報
 

秋葉原TV ロゴ 今後頻出の予定 コマンドNでは、1999年2月末から3月頃にかけ、スペースから飛び出した大企画「秋葉原TV」を企画中。世界最大の電気街、秋葉原をステージとした、アーティストのビデオアートを発表するという企画。ちなみに続々参加作家が集まっているよう。藤浩志、眞島竜男、ナウィン・ラワンチャイクン、デビッド・デヒーリ、ピーター・ベラーズなど国籍、作品スタイルも様々。
秋葉原TV

スタッフ募集のお知らせ

開催にあたりスタッフを募集中とのこと。各々自由時間を使ってのお手伝い希望の方、少しでも興味があれば問い合わせてみて下さい。tel/fax:03-5812-7506

___________________________________________________________________top
Return Page
Copyright (c) Dai Nippon Printing Co., Ltd. 1998