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特別陳列 「竹橋」時代の竹喬
出品作家:小野竹喬
会場:笠岡市立竹喬美術館
714-0087笠岡市六番町1-17
会期:1999年3月5日〜4月25日
問い合わせ先:08656-3-3967
開館:9:30-17:00 休館=月曜日
入場料:一般300円
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同館所蔵の小野竹喬作品のうち、師匠竹内栖鳳から与えられた「竹橋」時代の作品を「栖鳳への入門から西洋近代絵画との出会い(明治36−大正6年)」、「国画創作協会前期と渡欧(大正7−大正13)」のふたつの時期を焦点にして特別陳列する。小野竹喬を基点に国画創作協会関係の作家を取り上げ、綿密な調査研究をもとにした気持ちの行き届いた展覧会を続ける同館。
今回も厳選された作品を通じて、若き竹喬が西洋近代絵画と出会い、さらに現地に赴いての研究のなかで、何を問題とし、どのような解答を与えっていったのかが、じりじりと伝わって来る。
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近代美術の精華 日本美術院創立百周年記念展
会場:岡山県立美術館
700-0814 岡山市天神町8-48
会期:1999年4月23日(金)〜5月23日(日)
開館:9:00-17:00 休館日=月曜日
入場料:一般1000円
問い合わせ先:086-225-4800
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広島県美、高松市美と続いた同展が、岡山会場のみの特別出品を加えて拡大単独版として140点を展観。
橋本雅邦『龍虎図』(静嘉堂文庫美術館)、菱田春草『落葉』『黒き猫』(いずれも永青文庫)の3点の重要文化財の他、横山大観、下村観山、速水御舟、安田靫彦、小林古径、前田青邨、小倉遊亀、奥村土牛などの院展の歴史を担った日本画家達。また小杉未醒などの洋画や、平櫛田中の『樹に倚りて』『禾山笑』などの無彩色の初期作品も出品。また岡山ゆかりでは、日頃一般には公開されていない平山郁夫『吉備路緑映』(中国銀行)、片岡球子『面構・雪舟』に注目。
日時:5月1日(土) 午後1時30分より
講師:佐藤道信(東京芸術大学助教授)
※聴講無料 先着順で定員210名まで。
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キース・ヘリング展
会場:倉敷市立美術館
倉敷市中央2-6-1
会期:1999年4月29日(木)〜6月20日(日)
開館:9:00-17:00 休館日=月曜日
入場料:一般900円
問い合わせ:086-425-6034
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絵画、彫刻、ドキュメント写真などキース・ヘリングの作品と関連資料、約100点の展示。
講師:福のり子氏
日時:5月1日(土) 午後2時
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水辺の記憶――山陰山陽の写真家たち
「植田正治、林忠彦、緑川洋一、松本徳彦」展
会場:尾道市立美術館
722-0032尾道市西土堂町17-19
会期:1999年3月20日(土)〜5月23日(日)
問い合わせ:0848-23-2281
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本州と四国を結ぶ3つのルートのうち最後を飾る尾道今治ルート、通称しまなみ海道の開通にあわせ、山陰山陽で活躍する4人の写真家の水辺をテーマにした作品を展観。
1937年に「中国写真家集団」が結成されるなど、もとより中国地方の写真家は活発な活動を行い、またレベルの高い作品を残してきたが、今展はこの中から、1990年に他界した林以外、いまだに現役として活躍する作家を取り上げている。
咲き誇る桜の中の美術館はこの時期絶好の行楽スポット。隣のレストランは眺望も味もおすすめ。でも車でいくと何時間も動けなくて、ひどい目にあうので、JR andロープウェーがおすすめ。
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HOPES1999 広島県・岡山県大学美術系卒業制作選抜展
会場:ふくやま美術館
720-0067福山市西町2-4-3
会期:1999年3月18日(木)〜3月22日(月)
問い合わせ:0849-32-2345
開館:9:30-17:00
入場無料
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倉敷芸術科学大学教授の高橋秀を実行委員長に、広島大学、広島市立大学、比治山大学短期大学部、福山市立女子短期大学、倉敷芸術科学大学、倉敷市立短期大学、川崎医療短期大学、岡山県立大学、岡山大学の9校の卒業制作の選抜展。
学校はこれだけか? 各学校の在籍人数や学科、専攻の数の差があるのに、出品枠数はどう決めるのか? だれが選んでるのか? などなど、難しいこともあるでしょうが、ともかく助走がてらにスタートさせて、あとは走りながらの調整もよいでしょう。なにしろ日頃、岡山の学生達と接していると、ともかく他人の作品を見ていない、自分達の日常以外に起こっていることに無関心、だから自閉の学生が多い。それゆえこうして無理矢理他人と顔をつきあわさせるのはよいレッスン。でも出品者以外の学生がどれだけ見にいく仕掛けがあるのかな? あんまり会場では見かけなかったけど。
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箆取神社でアート'99 回廊・絵馬殿・境内
倉敷芸科大の学生による環境造形展
会場:箆取神社
会期:1999年3月7日〜14日
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倉敷芸術科学大学の濱坂渉教室を中心とした学生達が、授業の一環として倉敷市連島の箆取神社を舞台にした屋外展。
急斜面を(石段300段)を登った山頂にある神社からは、眼下に瀬戸内海にそそぐ高梁川の河口を臨む雄大な眺め。さぞや昔は海運業に従事する地元民としっかりと結ばれた神社として信仰を集めたことを、そのシチュエーションが存分に物語る。
作品は大学3年生主体ゆえ、まだまだこうした地理的、歴史的特徴までを考慮した作品は少なかったが、中には古池を龍の巣に見立て、そこにビニール傘による龍の卵をあつらえ、それに続く回廊に、ポラロイド写真で集めた刺青状のボディーペインティングや、ドラゴンボールの漫画本、さらに中華料理店の看板から「龍」の文字を拡大したものを展示するなど、なかなか見どころある作品もあり。学生達の意識をのばすための良きレッスンでしたが、なにせこれだけのシチュエーションの神社はそうはないので、いっそキャリア十分の作家達による展示も見てみたい。
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展示風景
回廊ごしに見た龍の卵
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展示風景
傘を組み合わせた龍の卵
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