|
|
|
|
和歌山 |
美術館でアートと知り合い!めいさく根掘葉掘
アーティスト:パブロ・ピカソ 川口軌外ほか
会場:和歌山県立近代美術館
和歌山市吹上1-4-14
会期:1999年4月13日(火)〜5月30日(日)
開館:9:30〜17:00 休館日=月曜日(ただし5月3日は開館、6日休館)
入場料:一般310円、高大生210円、小中生100円、高齢者(65歳以上)、障害者は無料
お問い合わせ:tel.0734-36-8690
|
内容:どうやって作ったのか、なぜその作品は作られたのか、美術の世界には知りたいことがたくさんある。館蔵品の展示のなかで作品に寄せられる「なぜ」と「なに」の答えを探す企画。作品と向き合いながら、いつも感じている疑問の答えを探し、見せられている入館者から、積極的に見る人へ変身してもらおうというもの。*5月1〜5日毎日14:00からのギャラリートークでは、学芸員が一方的に作品に解説を加えていくのではなく、作品について皆で語り合う場をつくる。
|
ピカソ
「ミノトーロマシー」
1935 |
|
川口軌外
「少女と貝殻」
1934 |
|
|
京都 |
重森三明展 モナド・プロジェクト
会場:京都市四条ギャラリー
京都市中京区四条通高倉東入 四条東洋ビルB1
会期:1999年3月13日(土)〜28日(日)
開廊:10:00〜19:00 休廊日=水曜日
入場無料
|
パリ国立美術学校、パリ第一大学ソルボンヌ校修士課程に学び、帰国した重森三明は、CCA北九州においてリサーチ・プログラムを終え、日本での制作活動を本格的に開始した。その第一弾となったのが、この《モナド・プロジェクト》である。4つのヴィデオ・ソースを用いたヴィデオ・インスタレーションのなかでは、2辺の比率が1:√2の長方形をもつ箱のようなモナド(単子の意)が、ミニマルな反復により増殖を繰り返していく。モナドの2つのポジションとして陰と陽がある。この2つには性別はないとされているが、他のモナドと構成され、あるポジションを得たときに、分裂したり、融合したりしながら、性別が決定されていく。回転を繰り返していく動作がヴィデオにも収められている。この動作は地表と天空のコミュニケーション、あるいは地上と地下の陰陽の運動と考えられ、垂直に運動を繰り返す。また、宇宙の増殖のシステムに呼応するものを考えられているのが増殖という水平の運動だ。大きくヴィデオが投影される薄暗い会場の傍らにコンピュータの端末が置かれ、観客がこの運動のシミュレーションに参加できるようになっていた。単純な繰り返しの連続なのだが、この《モナド・プロジェクト》の体験から、さまざまな小さな生命体が細胞分裂を繰り返しながら、大きな宇宙を構成する要素をつくりだしていく、ということが実感できた。
|
|
重森三明ヴィデオ・インスタレーション
|
|
|
身体の夢――ファッション or 見えないコルセット
デザイナー :ヴィヴィアン・ウエストウッド ジャン=ポール・ゴルチェ
トム・フォード カール・ラガーフェルド 三宅一生 川久保玲 山本耀司
津村耕佑ほか
アーティスト:石橋義正 シンディ・シャーマン ヤン・ファーブル ピピロッティ・リスト
やなぎみわほか
会場:京都国立近代美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町
会期:1999年4月6日(火)〜6月6日(日) 9:30〜17:00(金曜日は〜20:00まで)
休館日=毎週月曜日(ただし5月3日は開館、6日休館)
入場料:一般1250円、高大生900円、小中生400円
お問い合わせ:tel.075-761-4111
|
内容:自分の身体とファッションを通じて理想の美を求めてきた女性。時代の美意識を表現するファッションをより完璧に着こなすために、女性はコレセットや下着、あるいはダイエットやフィットネスで、自分自身の身体までも造形してきた。20世紀初頭のコルセットとの訣別によって、女性のファッションに大きな転換期が訪れた。この変化はファッションだけにとどまらないものであった。ファッションは時代を映し、社会や日常の意識を切り離せない位置にある。ファッションは、身体意識そのものの変化とともに歩んできている。美術家たちも、また、身体を個人が外界との関係を結ぶ基本単位として重視し、様々な角度から検証している。この展覧会は、デザイナーの実験的な仕事と美術家たちの批評的な作品を対比させることで、これからのファッションと身体との関係を展望しようとする試みである。
|
|
〜もっと!アートで歩く京のまち〜KYOTO ART MAP
会場:京都市内のKYOTO ART MAP 実行委員会メンバー(20軒、50音順)
()内はアーティスト名
アートスペース虹(森村泰昌 やなぎみわ ヤノベケンジ)
イムラ・アート・ギャラリー( 生田丹代子・川村悦子・近藤高弘・松尾藤代)
ヴォイ ス・ギャラリー(アイデアル・コピー)
ギャラリー・ギャラリー(石田由佳)
ギャラリーココ(国谷隆志/中川トラヲ)
ギャラリー三条(栗本夏樹)
ギャラリー白川(堀本惠美子)
ギャラ リー16(榎忠)
ギャラリーすずき(中川周士)
ギャラリーそわか(谷本天志)
ギャラリーTAF(エモトジュンコ)
ギャラリーなかむら(山本和香子)
ギャラリーはねうさぎ(山下ユウコ)
ギャラリー紅(エクトール ソニエ)
ギャラリーマロニエ(鈴鹿芳康)
ギャラリーYOU(吉岡俊直)
ギャラリーリューデ ックス(木村秀樹)
同時代ギャラリー(木村彰弘)
平安画廊(筆塚稔尚)
立体ギャラリー射手座(ニシジマアツシ)
会期:1999年5月18日(火)〜30日(日)*この期間を前後にふくむ会場もある
月曜日休廊(イムラ・アート・ギャラリーは日曜日休廊、ギャラリーギャラリーは5/23休廊)
入場無料
お問い合わせ:tel.075-751-9238 (KYOTO ART MAP事務局 ギャラリー16)
|
「KYOTO ART MAP」が今年も開催される。現代美術が「もっと!」人や町と交流し、町の暮らしがより豊かになることを目指し、日本中の美術愛好家・関係者に向け<現代美術の盛んな町:京都>を広く紹介していこうというもの。20軒のギャラリーが同時期にそれぞれのスペースで、推薦するアーティストの展覧会を行なう。今年もオリジナルマップやカタログが作成される。昨年の観客動員数は延べ2万人。街を歩いていると黄色い地図を片手にギャラリーをまわっている人に、ほうぼうで出合ったことを思い出す。新しいものと古いものが、自然に街のなかにとけ合って共生する京都の魅力を新緑のこの季節にぜひ味わってもらいたい。
日時:1999年5月29日(土)午後7:00〜
会場:関西ドイツ文化センター(tel.075-761-2188)
★アーティスト・インタビュー
映像による作品ファイルや作家ライブ・インタビューなど
★パーティー
★テクノ・ライブ(予定)
|
|
SKIN-DIVE 〜スキンダイヴ、感覚の回路を開く〜
アーティスト:石内都 笹岡敬 白髪一雄 高嶺格 由良泰人+林圭太 東京工芸大
学メディア計画研究室 北海道大学電子科学研究所感覚情報研究室ほか
会場:元 龍池小学校
京都市中京区両替町御池上ル(地下鉄「御池駅」すぐ)
会期:1999年5月25日(火)〜6月12日(土)
開場:11:00〜19:00(入場は18:30まで)会期中無休
お問い合わせ:tel.075-222-4105(京都市文化振興課「芸術祭典・京」実行委員会事務局)
|
この展覧会は、「私」と世界との界面(インターフェイス)である皮膚をテーマに、さまざまなアート作品、ワークショップ、対談や講演などによって構成される。テーマである皮膚を二つの視点からとらえている。一つは、私たちの身体を包む皮膜としての物理的な皮膚。もう一つは感覚の場としての皮膚である。今回の展示作品は、それらの皮膚の二面性をそのうちに含みつつ、皮膚へのダイヴを私たちに見せ、また体験させてくれることだろう。開かれた場としての展覧会を目指し、テーマに関連した工房の製品や大学の研究内容のアート作品以外の展示もここでは行なう予定だ。
・5月29日(土)14:00〜16:00
対談:上田紀行×吉岡洋「癒しとネットワーク」
・5月30日(日)
ワークショップ1:10:00〜13:00「手で見る。目で触れる。」講師…光島貴之
ワークショップ2:13:00〜16:00「痕跡化石を作ろう」講師…飯塚二郎
・6月5日(土)14:00〜16:00
講演:鷲田清一「皮膚、<私>と世界とのインターフェイス」
・6月6日(日)
ワークショップ3:10:00〜正午「和の香を見つめる」講師…畑正高
ワークショップ4:13:00〜16:00「鉄腕アトムの音を作る」講師…大野松雄
アートフォーラム:16:00〜18:00
「開かれた展覧会に向けて〜これからの芸術ボランティアとネットワーク〜」
・6月12日(土)
ワークショップ5:10:00〜11:30「ハーブ・マジック」講師…藤川喜美子
ワークショップ6:10:00〜正午「変顔(へんがん)」講師…地石浩章 他
ワークショップ7:13:00〜14:30「インドハーブのボディアート」講師
…ナゼマ・トラバリー
ワークショップ8:13:00〜15:00「七色の味のジュース作り」
講師…堀田裕子 他
*ワークショップは要申込。
希望者は市文化振興課にハガキで4月30日までに申込みのこと。
|
|
Next Page
|
Copyright (c) Dai Nippon Printing Co., Ltd. 1999
|