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関東エリア 荒木夏実
Eventヨーク・デル・クノッフェル:ジェネ=レーション・タイム・ファクター

会場:NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)ギャラリーD 
 新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F
会期:1999年3月5日〜22日


ヨーク・デル・クノッフェル:ジェネ=レーション・タイム・ファクター旧東ドイツ出身のアーティストによるビデオ・インスタレーション。12面のスクリーンに様々な楽器を即興演奏するミュージシャンの姿が一人ずつ映し出される。各スクリーンは時間差で変わっていき、新たな演奏者が加わる。このようにして、繰り返されることのない即興合奏が生み出されるのである。大学のキャンパスのクラブハウスから聞こえていた音のミックスにも似た不思議なメロディーが刺激的だ。
クノッフェルの作品では、作品の参加者(構成者)自身からあらゆる予想や計画を超えたエネルギーが発散されている。その個々の真剣さが交錯して初めてパワフルな作品が生まれるのである。それは“コミュニケーション”を扱った作品の多くにありがちなあざとさや押しつけがましさとは無縁のものである。

次回展覧会予告

「パトリシア・ピッチニーニ:プラスティコロジー」
会期:1999年4月16日〜5月9日(日)
問い合わせ:0120-144199

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Eventナイロン100℃公演「薔薇と大砲――フリドニア日記#2」

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演奏:たま
出演:犬山犬子 みのすけ 大倉考二 小宮考泰 他
会場:全労済スペース・ゼロ(新宿南口徒歩5分)
  会期:1999年3月28日(日)〜4月13日(火)


ナイロン100℃公演「薔薇と大砲――フリドニア日記#2」 1月に本多劇場で徹底的なナンセンス・コメディ「LONGDONG→PARY→TOKIO」を発表したナイロン100℃が、今度は壮大な異色ファンタジーの世界を見せた。幻想的で美しい舞台美術、出演者として登場しているたまのメンバーによるライブ演奏などかなり贅沢。そして3時間近い長さを全く感じさせないエキサイティングな展開。とはいえ、いわゆる“血わき肉躍る”健全なワクワクとはほど遠い。あまりにも不条理な空気と鈍いスピードの中で不穏な笑いがわき起こる。しかし、パチンコ玉であいた首の穴から裏返しにされた少女とか、汚染食品を食べて巨大なかたつむりになった女とか、とてつもないメタモルフォーゼが起こりながら“不自然さ”がないのはなぜか。パンフレットの中で中西理氏が語るように、作者のケラはディティールを徹底的に凝り、小さな本当らしさを積み上げることにより大きな嘘に説得力をもたせているのである。それは“世界捏造”の行為だ。
このもくろみは成功しており、私たち観客は彼の作る世界(それがいかにクレイジーであっても)に完璧に支配されていた。
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exhibitionアレッサンドロ・ラホー

会場:TARO NASU GALLERY
   江東区佐賀1-8-13 2F
会期:1999年3月19日〜4月24日
問い合わせ:03-3630-7759


アレッサンドロ・ラホーラホーは1971年生まれのロンドンで活躍するペインター。真っ白な背景にくっきりと描かれた知人たちのポートレイトは、まっすぐにこちらに眼差しを送る。見慣れた“写真的”構図なのだが、奇妙なバランスのずれが不安感を誘う。キャンバスの白さはフレームに収められた空間であると同時に“空白”であり、絵画を宙に浮かせてしまうのだ。なんだか気になって目が離せなくなる。
昨年オープンしたこのニュー・ギャラリーは、日本初公開の異色のアーティストを次々に紹介しているので要チェックである。

次回展覧会予告

「長谷川純」
会期:1999年5月14日〜6月19日
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ出身の日本人女性アーティストによるペインティング作品。

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exhibition奈良美智 -in the Floating World-

会場:ナディッフ
   渋谷区神宮前4-9-8 カソレール原宿B1
会期:1999年4月2日〜5月10日
問い合わせ:03-3403-8814


奈良美智今年に入って展覧会ラッシュの奈良。今回の新作展では浮世絵の中に子供たちを登場させ、コピーという現代の版画技術を用いて発表する。新たな展開が楽しみである。
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exhibitionグレゴリー・クリュードソン写真展

会場:ザ・ギンザアートスペース(中央区銀座7-8-10 ザ・ギンザビルB1F)
会期:1999年4月8日〜5月9日
問い合わせ:03-3572-5111


ニューヨーク在住のクリュードソンは、郊外の住宅地をイメージさせる背景に人グレゴリー・クリュードソン写真展物を配し、映画的手法を用いて撮影する。今回発表される「ホバー」シリーズは、クレーンを使って撮影された写真。虚と実の交錯する不思議な空間が作られる。
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exhibitionリチャード・ゴーマン展

会場:三鷹市美術ギャラリー
   三鷹市下連雀3-35-1三鷹駅南口コラルビル5F
会期:1999年4月24日〜5月30日
問い合わせ:0422-79-0033
  ワークショップ問い合わせ:0422-47-9100


「PUBLIN」1991-1992 Nissan Ireland
「PUBLIN」1991-1992 Nissan Ireland
「Untitled」1996 Kerlin Gallery
「Untitled」1996 Kerlin Gallery
ゴーマンはミラノ在住のアイルランド人アーティスト。一切の物語性を排し、色と面を追求した抽象絵画を制作している。しかしそこには排他性は少しも感じられず、解釈を超えた安らぎや豊かさを見いだすことができる。今回は福井の今立で自ら漉いた和紙を使った新作も展示する。5月8日・9日はゴーマンによる小学生対象のワークショップ「壁画を描こう」も行なわれる。

「Untitled」1994
「Untitled」1994
Photos: (c) Salvatore Licrita, Paolo Vandrash, Denis Mortell

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exhibition渡邊英弘個展:フローティング・シティ

会場:レントゲンクンストラウム
   港区青山3-14-13 ツイン青山103
会期:1999年5月10日(月)〜6月12日
問い合わせ:03-3401-1466


渡邊英弘個展:フローティング・シティ便名や地名がおぼろげにしか書かれていない空港のフライト案内ボードの作品(「Time on the Speed」1995)など、情報の流動やそれに伴うアイデンティティーの変容をテーマにスタイリッシュな作品を発表してきた渡邊の個展。今回はフライトボードの都市名の表示板を延々と自動回転させるという。着陸地を失ったさまよいの旅の行方やいかに。併せて都市をイメージしたインスタレーションを展示し、“フローティング・シティ”を構成する。
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Eventピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踏団

演目:「タウリスのイフィゲネイア」「ヴィクトール」「フェンスタープッツァー」
   「ダンソン」
会場:彩の国さいたま芸術劇場
   与野市上峰3-15-1
  会期:1999年5月22日〜6月13日
  入場料:9,000円〜18,000円
  問い合わせ:048-858-5511


ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踏団バウシュの芸術監督就任25周年の特別企画。4作品14回公演が大々的に行なわれる。斬新な身体表現によって力強くかつ叙情的なドラマを紡ぎだすダンスの女神バウシュの力作は見逃せない。「フェンスタープッツァー」は、返還前に香港を題材にして作られたバウシュの“世界都市シリーズ”とも呼ぶべきものの一つ。1万個以上の深紅の薔薇が舞台に舞うという、バウシュ特有のスペクタクルが期待できる。
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exhibition荒木経惟:センチメンタルな写真、人生。

会期:1999年4月17日〜7月4日

草間彌生:ニューヨーク/ 東京

  会期:1999年4月29日〜7月4日
  会場:東京都現代美術館 江東区三好4-1-1
  問い合わせ:03-5245-4111


荒木経惟:センチメンタルな写真、人生 。荒木草間の濃い世界を同時に見ることができる好機である。荒木展では新作を含めた1000点以上の作品をインスタレーションし、過去の作品だけでなく彼の新境地を探る。草間の方はロサンゼルス・カウンティ美術館と東京都現代美術館それぞれの企画による二部構成の本格的な回顧展。オブセッシブな宇宙が繰り広げられることだろう。草間彌生:ニューヨーク/ 東京

 

 

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