キュレーターズノート

ウィリアム・ケントリッジ──歩きながら歴史を考える/束芋:断面の世代/絵画の庭──ゼロ年代日本の地平から

植松由佳(国立国際美術館)

2009年11月15日号

学芸員レポート

 現在、2つの展覧会に関わっており、青息吐息の日々が続いている。
 まず12月11日から横浜美術館でスタートする「束芋:断面の世代」展。これは来夏、7月10日から国立国際美術館にも巡回することが決定している。来夏までしばらく時間はあるのだが、関西では久しぶりとなる束芋の展覧会。今回の個展では、出品全作品が新作であり、束芋の新境地をご覧いただけるものと確信している。

 また来年1月16日からは国立国際美術館新築移転5周年記念「絵画の庭──ゼロ年代日本の地平から」が開催予定で、そのサブ担当として展覧会の準備に日夜追われている。90年代半ば以降、2000年代に入ってますます目が離せない具象的絵画の表現者たちによる、28作家、200点超の出品作品による展覧会を楽しみにしていただきたい。


束芋インタビュー

束芋:断面の世代

会場:横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1/Tel. 082-264-1121
会期:2009年12月11日(金)〜2010年3月3日(水)

会場:国立国際美術館
大阪市北区中之島4-2-55/Tel. 06-6447-4680
会期:2010年7月10日(土)〜2010年9月12日(日)

絵画の庭──ゼロ年代日本の地平から

会場:国立国際美術館
大阪市北区中之島4-2-55/Tel. 06-6447-4680
会期:2010年1月16日(土)〜4月4日(日)

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