2021年09月15日号
次回10月1日更新予定

キュレーターズノート

バックナンバー

コラボレーション(Collaboration)とコレクティブ(Collective)のC

[2021年09月15日号(レオナルド・バルトロメウス)]

新型コロナウイルス感染症が日本で猛威を振るい始める少し前、ひとりのキュレーターがインドネシアから山口へと移り住んだ。インドネシアのジャカルタを拠点に活動するアーティスト・コレクティブ、 ルアンルパ の一員としても活動していたレオナルド・バル...

泡と消えた被災地の夢

[2021年09月15日号(山内宏泰)]

復興事業の象徴とも言える気仙沼大島大橋、三陸自動車道、気仙沼湾横断橋の開通。そして東京2020オリンピックの開催、気仙沼大島を舞台とする連ドラの放映。すべてが気仙沼の新たな船出にとって強い追い風となるはずだった。しかし……地域住民がイメージ...

そこに住む人たち自身が街を変えていくこと──自治区 金石大野アートプロジェクト 「かないわ楽座」

[2021年09月01日号(野中祐美子)]

7月の1カ月間、金沢21世紀美術館主催事業として金沢の港まち、金石地域で「 かないわ楽座 」というプロジェクトを実施した。金石の商店街で、空き店舗を転用して人々が集い話すための「場を開く」プロジェクトである。これは、商店街を活性化するためで...

「ルール?展」のルールは鑑賞者を解放するのか。それとも?

[2021年08月01日号(田中みゆき)]

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、マスクの着用やソーシャルディスタンスなど、「新しい生活様式」の名目で生活に新しいルールが導入された一方で、飲食店や劇場・美術館などの文化施設に対する営業自粛要請や移動規制など、基準や有効性が曖昧なルールも多...

「ど れ に し よ う か な 天 の 神 様 の 言 う と お り ・・・」 あるいは「作者の死」

[2021年08月01日号(中井康之)]

京都、八坂神社の周囲の夏木立の茂る、日本料理店などが並ぶ一角にあるeN artsで、「eeny, meeny, miny, moe | green」が開催されていた。同名の展覧会がこれまで3回企画され、それぞれred、orange、yell...

小さな町で美術を耕す──小国町・坂本善三美術館と地域住民たちの数々の試み

[2021年08月01日号(坂本顕子)]

日本で唯一と言われる畳敷きの展示室を持つ坂本善三美術館は、大分県に隣接した熊本県阿蘇郡小国町にある。名産の小国杉に囲まれた静かな山里にたたずむ同館で、9月4日まで開催中の「 コレクションリーディングvol.5 プロダクツで作る坂本善三 」展...

所蔵品展からの問いかけ──コレクションと展示のジェンダーバランスを問い直す

[2021年07月15日号(正路佐知子)]

2021年3月に発行した 『福岡市美術館研究紀要』第9号 に、「美術館とフェミニズム──福岡市美術館の現状について」と題した文章を寄せた。フェミニズム美術史の功績を紹介し、そのうえで現在までの福岡市美術館におけるジェンダーバランスを、職員構...

風間サチコ作品が俯瞰する2010年代──現在進行形のディストピアでできること

[2021年07月15日号(町村悠香)]

「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021受賞記念展」は、東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA )...

他者に開かれた浸透性──「ボイス+パレルモ」におけるパレルモ

[2021年07月01日号(能勢陽子)]

豊田市美術館には、2点のパレルモの作品がある。黒く塗られたものと鏡面による二つの小さな逆三角形と、白い布が縫い合わされた作品 [図1・左] である。強く存在を主張するわけではなく、とてもささやかなのに、二つの三角形は場に焦点を与えて緊張感を...

小さな循環と生命のエネルギー ──三原聡一郎《土をつくる》

[2021年07月01日号(勝冶真美)]

コロナ下での生活も一年を超え、天気予報以上に感染者数や死亡者数のニュースが流れる日常に、良くも悪くも慣れつつある自覚がある。どこからかやってくる死が日常の中に少しずつ入り込んでくるこの感覚は、私たちの何かを鈍感にし、どこかを知覚過敏にしてい...

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー

文字の大きさ