2019年07月15日号
次回8月1日更新予定

キュレーターズノート

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ポロトコタンの半世紀──行幸、万博、オリンピックを補助線として

[2019年07月15日号(立石信一)]

2020年4月に、北海道白老郡白老町に8館目の国立博物館である国立アイヌ民族博物館がオープンする。今号より、その運営準備室の立石信一氏に、前身のアイヌ民族博物館(ポロトコタン)の経緯、「民族共生象徴空間」としてのオープンに向けての準備、また...

広島市現代美術館 開館30周年記念特別展「美術の七燈」を解題する

[2019年07月15日号(中井康之)]

「美術館の七燈」展という展覧会タイトルは、19世紀の大英帝国を代表する美術批評家ジョン・ラスキンによる夙に有名な『建築の七燈』からとられている。ラスキンは代表作のひとつ『近代画家論』を執筆する最中、ゴシック建築が崩壊していく状況に対して、そ...

美術館の存在意義──追悼 桜井武 熊本市現代美術館館長

[2019年07月15日号(坂本顕子)]

去る6月8日に熊本市現代美術館の桜井武館長が、胃がんのために75歳で亡くなった。4月13日にオープンした「 大竹伸朗 ビル景 1978-2019 」展の開会式ではスピーチを行ない、同展について執筆しようと資料を集めていた矢先のことだった。治...

二つの生誕百年記念展

[2019年07月01日号(伊藤匡)]

人生百年時代と言われる現代、ついこの間まで現役だった作家が生誕百年を迎えることを知って驚くことが増えた。今、福島県と山形県で、生誕百年を記念した展覧会が開かれている。作家の全体像を俯瞰的に眺めるには、生誕百年の頃は、ちょうどよい時期かもしれ...

瀬戸内の風景──瀬戸内国際芸術祭2019

[2019年07月01日号(橘美貴)]

今年もだんだん気温が上がり、瀬戸内に潮の香りを含んだ風が吹くなか、 瀬戸内国際芸術祭2019 が幕を開けた。よくご存知の方も多いことと思うが、瀬戸内国際芸術祭は2010年に第1回をスタートさせ、今年が4回目の開催となる。 地域の芸術祭を訪れ...

「わたし」が発するとき──「彼女たちは叫ぶ、ささやく─ヴァルネラブルな集合体が世界を変える」展

[2019年06月15日号(正路佐知子)]

前号で紹介 した「インカ・ショニバレCBE:Flower Power」展(福岡市美術館)の会場最後を飾ったのは、《桜を放つ女性》と題された新作だった。ショニバレは本作に「女性のエンパワーメント」という思いを込めており、彫刻頭部の地球儀には1...

指差す権力への密やかな抵抗

[2019年06月15日号(鷲田めるろ)]

東京の八丁堀にあるギャラリー nca | nichido contemporary art にてキュレーションした 「Identity XV」 展が始まった。ncaは、老舗の日動画廊のコンテンポラリーアート部門で、2003年以降、毎年外部の...

身体はどこから来て、どこへ行くのか──YCAMバイオ・リサーチとcontact Gonzoがとりくむ身体表現

[2019年06月01日号(津田和俊/吉﨑和彦)]

山口情報芸術センター[YCAM]では、近年、急速に一般化が進むバイオテクノロジーの新たな応用可能性を、アートや教育、地域など多様な切り口から模索するプロジェクト「 YCAMバイオ・リサーチ 」を2015年より展開している。今年はアーティスト...

連続と非連続のあいだ──「5月」/「やなぎみわ展 神話機械」

[2019年06月01日号(住友文彦)]

美術作品や展覧会を、自分がすでに知っている形式とは異なるものとして考えてみたいと思ったことがある人は少なくないだろう。それは既知の価値体系を再生産することへの批評として、あるいは歴史や文化を複数的なものとして想像し直すための意義を持つはずだ...

アーティストと街とアートセンターと

[2019年05月15日号(勝冶真美)]

今回より、京都市内の街中にある京都芸術センターに「キュレーターズノート」をご寄稿いただくことになった。京都芸術センターは、明治2年に京都の町衆たちが設立した小学校の校舎を拠点に活動している。展覧会のみならず、演劇やダンスの公演、トークイベン...

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