Dialogue Tour 2010
概要
第4回:CAAK Lecture 35 中崎透「遊戯室について」
日時:2010年8月28日(土)、19:00〜22:00
場所:CAAK
ゲスト:中崎透(遊戯室)
ホスト:鷲田めるろ(CAAK)
テーマ:「遊戯室」と「中人」と「看板屋なかざき」のこと
スペースおよび話者紹介
遊戯室(中崎透+遠藤水城)/PLAYROOM(NAKAZAKI Tohru+Mizuki ENDO)
オープン当初に掲げた遊戯室の十六箇条。以下参照。
http://tohru51.exblog.jp/i2/
いくつか引用。
5,「地域」や「社会」に「貢献する」ようなアートはやらない。
6, 結果的に、それらに貢献したとしたら、それはそれでうれしい。
8, 基本的に自腹。
10, 一地方に設立された水戸芸術館がジェニー・ホルツァーやダニエル・ビュラン、ジョン・ケージやジェームズ・タレル等、地域性に拘束されない力のある現代美術を推進してきたその姿勢と同様に、遊戯室もあたりまえの、素晴らしい現代美術を、つまらない地域性やせせこましい社会性に囚われずに、愚直に追求していく。
14, ちなみに宿泊可能。
16, 水戸に来たら連絡してね。
〒310-0061 茨城県水戸市北見町5-16キワマリ荘内/遊戯室
*Mail:tohru51(at)hotmail.com
*URL:http://playroom.kiwamari.com
(現在メンテナンス中、忘れたころに復帰予定)
○おもなプロジェクト
- PLAYROOM OPENING EXHIBITION(秋山幸、椎名勇仁、中崎透、橋本聡、孫田絵菜)
- 冨井大裕「身の回りのものによる色とかたち」
- 今井俊介「emptiness」
- 和田昌宏「Diamonds in Lucy with the Sky」
- 増山士郎「ホテル遊戯室」
- 白川昌生「どこまでも道草、どうしても道草」
そのほかトーク、パーティ、多数
○設立:2007年12月
○話者:中崎透
なかざき・とおる/1976年生まれ。茨城県水戸市出身、同地在住。アーティスト。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、水戸市を拠点に国内のさまざまな地で活動。言葉やイメージといった共通認識のなかに生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした「看板屋なかざき」と題した作品シリーズをはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant
Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。
http://tohru51.exblog.jp
CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa
金沢在住の若手美術・建築関係者によって結成されたグループで、都市/建築/美術を横断する開かれた場をつくることを目指している。2007年秋に金沢にて活動を開始、美術・建築書のアーカイブを備えたレジデンス、寺町の町家をベースに、レクチャー、パーティ、ワークショップ、展覧会などを行なう。金沢におけるさまざまな人々のネットワーク、全国のオルタナティヴ・スペースなどをつなぐ。
〒921-8033 石川県金沢市寺町2-3-4(寺町の町家)
*Mail:office(at)caak.info
*URL:http://www.caak.info/
○おもなプロジェクト
- レクチャー&パーティ(講師=中山英之、平田晃久など)
- ビデオ・アート・ミーティング(参加作家=Shimurabros.など)
- CAAK & Kapoレジデンス(トマス・モンセス、ニコリン・ファン・スタペルなど)
- ひなまつり
○設立:2007年12月
○話者:鷲田めるろ
わしだ・めるろ/1973年生まれ。キュレーター。東京大学大学院修士課程修了(美術史学)。1999年より金沢21世紀美術館(2004年の開館までは建設事務局)勤務。2007年に5名のメンバーとともにCAAKを立ち上げ、現在ボードメンバー。参加、地域、コミュニティなどのテーマに関心を寄せながら、今後の美術と社会のあり方を模索中。特に伝統に対する態度の取り方が目下の個人的課題で、この半年は金沢の工芸に注目している。おもな担当プロジェクト=「金沢アートプラットホーム2008」(金沢21世紀美術館、2008)ほか。